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[映画の裏側]撮影現場で「風を止めてきて」と言われたら・・・(^ω^ )

①「風を止めてきて」と言ってくる
②なぜ、風を止める必要があるのか
③私の体験に基づいたショートショート

①「風を止めてきて」と言ってくる部署
 これは「録音部」です。録音部は俳優さんのセリフを録音したり、その場所の環境音を録音します。みなさんも見たことがあるかもしれませんが、下の図のように長いマイクを俳優さんの口元に向けて録音をします。
 ちなみにタイトル画像のマイクのの先端についている毛むくじゃらのカバーを英語で「Dead Cat」死んだ猫と呼ぶそうです。。。

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②なぜ、風を止める必要があるのか
 録音部の仕事を「俳優さんのセリフを録音」と一言でまとめましたが、それを阻む障害や問題はたくさんあります。例えば、近くの工事現場で使われるの削岩機や工具の音、田んぼで作業をする機械の音、選挙の演説車、ヘリコプター、飛行機などなどあげればキリがありません。
 どれも録音部が使う優秀なマイクが音を拾ってしまうのです。工事現場の音などは我々、制作部で飛んでいって「すいません。映画の撮影中でして、本番の時だけ音を止めていただけませんか?」とお願いにいきます。この時にお水やお菓子などを持っていくとちょっとお願いしやすくなります。そして、トランシーバーで「本番いきます!」という声が聞こえたらその方にお願いをして音を止めてもらいます。
 しかし、飛行機やヘリコプターなどは止めにいけません。だから、待つしかありません。時と場合によっては、数分待ったりします。そのボーっと待ってる間に陽気な録音部さんが言うのが「風を止めてきて」です。つまりは冗談です(笑)制作部でもさすがに風は止められません。
 最後に私が実体験したことを脚色を交えてショートショートして書いてみました。今後の脚本作りの役に立てばいいなと思います。それでは、どうぞ!
③私の体験に基づいたショートショート
 そんな騒音が大敵の現場で私が体験したハプニングを短編小説にしてみました。「いいね」「シェア」をしてくだされば、もっと書く励みになりますのでご一読よろしくお願いいたします!

そんな私は定期的に「映画を語り合う」イベントをしています。ぜひ、自分が好きな映画について話を聞いて欲しい、という方はぜひお話を聞かせてほしいです!
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