マガジンのカバー画像

息子の発達と成長

37
3歳の時に軽度知的障害と自閉傾向の診断を受けた次男の、発達や行動に関する記事です。経験したこと、感じたこと、現在困っていること、将来への不安と希望、など。
運営しているクリエイター

#年中さん

「4歳の壁」が教えてくれたこと【#我慢に代わる私の選択肢】

たまたま、その日は息子の誕生日だった。 一年前のある週末。私は夫と息子と一緒に、幼稚園と並行して通っている療育センターに来ていた。担任の先生との面談のためだ。 最近の療育の振り返りと今後の計画。予定していた話が一通り終わったあと、私は先生に、最近息子との生活がつらくて、と切り出した。 ちょっとした愚痴のつもりだった。つらいのは間違いなかったが、そこまで切羽詰まっていた自覚はなかった。なのに、話しだしたら止まらなくなった。 ママ本当につらそうだから、と先生がソーシャルワ

混沌の年中時代を振り返る(3)私の衰弱するメンタルと突然の収束

(1)、(2)で書いた内容に加えて、単発でも私のメンタルを消耗するような出来事がいろいろとありました。5歳児健診で大荒れしてほとんど何もできなかったり、公園で知らない子を押してしまったり。もうボロボロでした。 愚痴を吐き出すくらいの気持ちで療育センターに相談したところ、早急になんとかした方がいいということになり、息子を長時間預かってもらえる事業所を手配してもらいました。ママがとても辛そうだから、とりあえずママの休息が必要だと。レスパイトというそうです。 息子と離れる時間が

混沌の年中時代を振り返る(2)登園拒否、降園拒否、そして帰宅拒否

(前回からの続き) 幼稚園で裸になるという話を聞くようになったのと同じ頃から、私といるときにも息子に変化が出てきました。朝、登園の際、幼稚園に入るのを激しく拒否するようになったのです。門の前を素通りして、そのまま進もうとします。少し歩けば気がすむかも、と思ってつきあっても、幼稚園の前に戻ってきたらまた拒否。それまでは何も予兆もなかったのに、突然そんな状態になりました。 何か理由があって幼稚園が嫌なのであれば無理に登園はさせないのですが、どうやらそうでもなく。なぜなら、朝ど

混沌の年中時代を振り返る(1)幼稚園での異変

年中のとき、息子への対応がものすごく大変な時期が半年ほど続きました。頭の中はぐちゃぐちゃ、記憶もところどころ飛んでいるような混沌の日々。幼稚園の先生によると、自我の芽生えによる年中特有の葛藤の時期で、成長の証だとのこと。他のことはまだまだ赤ちゃんなのにそういうところだけ年相応かよ・・・と、なんだか理不尽な想いも抱えながら耐えた、その半年間を振り返りたいと思います。 息子の変化について最初に知ったのは、幼稚園の先生からの電話でした。別件で話をした後、ついでのような感じで言われ