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少ない出費で大きな負債を防ぐ方法

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
 
健康は資産、病気は負債です。死に至らなかったとしても、病になれば本人はもちろん、家族の「不安や心労」「多額の出費」「仕事面での信用喪失」など、痛みや悲しみだけでない、負の財産が膨らむことになります。

「節約」のために、医療費を削っていたり、「私は健康に自信があるから、健康診断は必要ない」「だいいち、もったいないでしょう」と高をくくっているとしたら……。その根拠はどこから生じたのでしょうか? 本当に、根拠はあるのでしょうか?

私が結婚したのは、33歳。夫は28歳年上で血色もよく、立派な体格をしていました。

しかし、結婚の許しを乞うために、両親のもとを訪れた時、まず口にしたのは彼の健康状態への危惧でした。父は心筋梗塞や肝硬変、大腿部の骨折などで何度も入院。母も脳梗塞や子宮筋腫を患い、そのたびに両親二人で切り盛りしていたラーメン店を長期間休業することになり、家計は火の車になる。そんな経験をたびたびしていたからです。

主人は健康グッズを製造販売する会社の経営者。社員も外注のスタッフも充実していましたから、彼が入院したところで仕事が止まったり、休業に追い込まれ、お金に困ったりすることはありません。

ですが、持病を隠して結婚をすれば、私が苦労をするのが目に見えていますから、両親としては当然の心配を口にしたのです。

彼は、私には内緒で「健康診断書」と「歯科検診のデータ」を持参し、「私は心身ともに健康で、歯もしっかりしています」と、誇らしげに両親に差し出しました。

 実際、「健康診断書」を見る限りでは「異常なし」ですし、「入れ歯」はなく当時最先端だった「インプラント」を装着する手配を整えていたので、文句をつけようがありません。

しかし、盲点は健康診断書の日付でした。歯に関しては直近でしたが、検診を受けたのは9カ月前。その間にがんを患ったのか、がん細胞を検診で見つけられなかったのかは定かではありませんが、骨髄癌は進行していたのです。私は、年齢や職業、立場にかかわらず「年に2回」は健康診断を受けるのが、大人の責任だと考えています。歯の検診も同じです。

会社員なら、会社指定の検診から半年あけて再度行う。自営業なら、ご自分やパートナーの誕生日や結婚記念日など、幸せを感じる日に年に2回、受けるといいでしょう。

健康診断の目的は、「悪い所があったら困る?」と不安になることではなく、今の自分の身体の「あら探し」です。レッドカードの前にイエローカードがみつかったら、それを「ラッキー」と考えればいいのです。

 社会保険で年1回の健康診断は無料ですし、十分という考え方。それは「節約」といえるかもしれませんが、癌や脳梗塞、歯周病などの進行は恐ろしく早い場合もあります。

年に一度の健康診断では、手遅れになる可能性もあるのです。

 私がうたう「倹約」は「健康・環境・工夫」がキーワードです。
それは「倹約」のためだけでなく、ご自身と家族の幸せのためにも愛する人の健康が何よりも大切であり、その環境を整える工夫をすることは家計を担う人の責務だと考えているからなのです。

 ~医療費の「節約」は人生の「節約」になりかねない~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

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