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少ない道具で無理なく倹約を続けるコツ

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
私の家には、「電気炊飯器」が、ありません。

「電気炊飯器」は欠かせないと思う方が多いでしょうが、大家族でもなければ、一度に食べるご飯の量なんて、そんなにないことに気づきます。

あなたの電気炊飯器は、「保管庫」になっていませんか?

最近の「電気炊飯器」には、「麦めし」や「玄米」「おかゆ」等、炊飯メニューを数多く搭載し、簡単に炊けるよう配慮されていたり、「土鍋仕上げ」の構造により、かまど炊きの力強い火力が再現されていたり。人が近づくと、使用時に必要なキーやメニューが点灯する「センサー」や「タッチパネル」を装備し、「音声ガイド」を使って操作の確認が可能なものもあります。

 先日、友人(二人暮らし)はお釜が壊れたのを機に、新しいものを購入しようと電器店を渡り歩きました。そして、あるお店で、5種類の炊飯器を使い炊いたお米の食べ比べをするデモンストレーションに遭遇しました。

「これは絶好機!」ということで試食をしたところ、ダントツで美味しかったので、ある電機炊飯器を購入しました。価格は8万円ほどと、高価ですから迷ったそうです。いつもは3万円を越える買い物は、ご主人に相談をしてから決めるのがルールなのですが、ご飯好きなご夫妻です。

「美味しいご飯があれば、おかずは簡素でいい」「初期投資は高いけれど、かえって節約になる!」と納得。試食を決め手に選択したのですが、その電気炊飯器は5~6回使用しただけで、お蔵入り状況です。なぜでしょうか?

理由は重い、大きい。魅力だったおこげ機能も、いざ使ってみたらおこげではなく、干飯。炊き上がりの味も、最初覚えたほどの美味しさを感じない。ご主人に、「新しい炊飯器は、どうかしら?」と聞いたら、「違いが分からない」「前に土鍋で炊いたご飯のほうが、格段においしかった」とのこと。

「何のために8万も出費したのだろう」と、友人はひどく後悔しています。

 またある友人はご飯の銘柄、研ぎ方、水質、浸水時間、水量、土鍋炊きにこだわり、「ガス台」につきっきりで、ご飯を炊いています。

そんな自慢のご飯をいただいた私の感想は、友人には申し訳ありませんが、正直ピンとこないのです。

食の好みは、人それぞれ異なります。そうした炊飯器が必要だというお宅もあるでしょう。土鍋炊きにこだわり、手間を惜しまず炊く友人の気持ちも分かります。

しかし、夫婦では一回に食べるご飯は、2合にも満たないでしょう。ひとり暮らしで「一日一膳」で充分満腹になる私ならば、2合炊いたら消費するのに4日はかかります。高価な炊飯器を購入しても炊きたての醍醐味は、ほんの一時しか得られない。ですから、私は必要としないのです。

 機械に慣れてしまうと、「それがないとできない」と思いがちです。
便利を追求し始めたら、キリがありません。より良いものを求めていくと、終わりがなくなってしまうのも事実でしょう。

ほどほどのところで折り合いをつけるために工夫するのが、倹約家です。

「あるもので手間や労力をかけずに、炊飯する方法はないかしら?」と考えた私の答えは、長年使い続けているタイマー着きの「圧力鍋」での炊飯です。

この方法ですと、米をとぎ圧力鍋に入れたら水を加え、蓋をしめ3分高圧で加熱、火を止め15分放置でできあがり。あっけないくらい簡単に、美味しいご飯がいただけます。それに調理時間の短縮と光熱費の節約になるのも、見逃せません。

何か新しいものを購入しようとする時、「必要だから」「節約につながるから」等と無理やり理由づけをしていないでしょうか?

「手間や労力を極力かけずに目的を達成するには、どう工夫をすればいいのか?」という発想に切り替えると、たくさんの道具は不要になり、無理なく「倹約」ができます。

 ~「節約」を隠れ蓑に「ムダづかい」をしていませんか?~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

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