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線路は交わらない


高校生の頃「人って結局一人なんだなあ」と強烈に実感した瞬間があった。

一緒に部活をしたり遊んだり、バカ話で盛り上がったりする友人は周りにたくさんいてすごく楽しいけれど、
どれだけ楽しい時間を過ごそうとも、私のテストの点数は1点も上がらない。(当たり前だが)

人と関わることで育まれるものも確かにあるが、
それと同じくらい「自分のことは自分で鍛えないといけないんだなぁ」と思ったことをよく覚えている。

そのことがきっかけで私の中に「自分と周囲の人との関係性=並走する列車」の思考が生まれた。
一緒に並んで走りはすれど、あくまで並行。
各々の進む方向性が異なってきたらレールはあっちとこっちを向いて、手を伸ばしたら触れそうだった列車も次第に遠くへと離れていく。
それは別に悲しいことではなくて、しばらくしてまた何かの縁で近づくことがあるかもしれないし、はたまた見えなくなってそのままかもしれない。

「各々『自分の列車をどう操縦するか』を考えることに専念して、
走らせた結果近くを走っていた列車が誰誰だった。」といった形で、
対人関係は後からついてくるもので、流動的なもの。

この思考は、今もあまり変わっていない。
他者への思いやりは大事にしたいし必要だと思うけれど、
基本はそのくらいゆるっとしたものでいいんじゃないかなぁと思っている。
(※仕事相手など例外はある。苦手でも関わり続けなきゃいけないのって大変だよねえ、、)

と、上記のような話を友人にすると決まって
「人に執着がないんだねえ」
と言われるのだが、たぶんそうなんだと思う。

この思考でいることによって先日大事なシーンで思い悩むことがあったのだが、少し長くなってきたのでこの話の続きはまた明日。


最後までお読みいただきありがとうございました🧸








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