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光
今日は落ち着いた音楽を聴きたい気分だ。
折坂悠太さんの『光』という曲を知った。今まで聴いたことなかったのだろうか、それともイントロだけ聴いて飛ばしていたのだろうか。以前は特に注目しなかった楽曲が、ある時に突然、ドアノブが服の裾に引っ掛かるように、心に刺さって離れないことがある。今回もまさにそんな感じだ。
近所の公園。頭上に葉を伸ばす木々から溢れる光を眺めながら『光』を聴く。こんなに穏やかに「幸せ」と感じられる瞬間はそうそうない。きっとすぐに終わってしまう幸せ。このような一瞬の幸せのために生きているのだとしたら、私たちはなんて健気な生き物なのだろう。
ありえない そう思ったあの時
来るはずない そう思ったこの街で
夢は冷めて
街灯りが君を連れて行く
この手に何も 何も残さずに
光の点になる
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