雪乃

☾ 23 🐇 落書き帳。Instagram @yukiusa_camera

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  • ひととき日記

    生活の中で見たもの、感じたことをゆるーく、つらつら。   トップ写真:『うさぎの足跡』/ 雪乃

  • ゆきうさぎ旅行記

    ❄︎ 準備中 ❄︎

最近の記事

ファンデーション

ファンデーションを 頭から被って ぼやけた頭で 不純物を吸って 会社に行って 明朝体の文字を 書いて、吐いて このせかいでは あまりにも資格過剰な私たち それでも、うつくしく 美しく

    • あーしんどかったな今日 でもできること全てやったから 私はこの宇宙のどこかでは 高く評価されているんだと信じたいな

      • 乾いた三日月

        自分の心と体にちゃんと向き合おうと思って 実家に戻ってきた。 子供の頃から食べてたご飯、 人生で一番幸せな時期を過ごした家。 安全地帯だ、そう思った途端に 土台から一気に崩れ落ちるように、 もう「頑張る」ことができなくなった。 今日は朝から夕方までベッドの中、 抗うつ剤の副作用で食事もあまりできず。 やっと少し気持ちが軽くなった夕方ごろ、 日の入りを見ようと散歩に出かけた。 みんな何かを抱えて生きている。 私が特別弱いわけじゃない。 頑張れない日があったっていい、 誠

        • 悲しくないけど泣きたい夜がある。 泣くと、現実が少しどうでも良くなる。 お酒を飲んだ後の感覚に似ている。 だから、悲しくなくても、たまに泣く。

        ファンデーション

        • あーしんどかったな今日 でもできること全てやったから 私はこの宇宙のどこかでは 高く評価されているんだと信じたいな

        • 乾いた三日月

        • 悲しくないけど泣きたい夜がある。 泣くと、現実が少しどうでも良くなる。 お酒を飲んだ後の感覚に似ている。 だから、悲しくなくても、たまに泣く。

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        記事

          祝福

          社会人になってから、およそ3ヶ月。一人暮らしを始めてから、およそ4ヶ月。自宅と会社を行ったり来たりする日々。趣味は、家に帰ってから寝るまでの数時間と、週末の家事以外の時間に詰め込んでいる。 最近は家に帰るとすっかり脱力してしまう。水道代の支払いをしに行かなきゃいけないことや、病院の予約をしなければいけないことーー生活における小さな「雑用」が一つずつ後回しになっていくたびに、少しずつ自分が嫌いになっていった。今日は仕事終わりの電車の中で、週末にパスポートの更新し忘れていたこと

          呼吸

          以前ほど詩を書かなくなったけれど、書く機会はいつにも増してたくさんあるので(ありがたい)、時々は書いている。夏頃から始まった喘息の影響で、急に息がしづらくなることが多いので、最近は「呼吸」について書くことが多い。階段を上がる時はもちろん、ただ座っているだけでも苦しくなる。一日一回は無理やり深呼吸をしている。常に酸素の薄いところにいるみたいな感覚なので、登山とかはしばらくできない体質になってしまったんだろうなと思う。 私は詩を書き始めた頃から自分のことについて書いていた。書く

          チーズケーキ

          好かれやすくて、飽きられやすい。自分はまるでアレだ、胃もたれするくらい濃厚なチーズケーキみたいだ。 今年をひとことで表すなら、「孤独」になると思う。4年生になって、友達と授業が被ることが少なくなって、部活にも行かなくなって、毎日就活サイトの求人情報を凝視する日々に耐えきれなくなった私は、心理カウンセリングを受け始めた。カウンセリングルームで私は何回も「孤独」という単語を口にしていた。 友達が少ないわけじゃないし、出会いがないわけじゃない。SNSを見て興味を持ってくれて、同

          チーズケーキ

          インスタも見てね、こっちも落書き帳みたいな感じだけど。 今日のストーリー。おやすみ。☾ @yukiusa_camera

          インスタも見てね、こっちも落書き帳みたいな感じだけど。 今日のストーリー。おやすみ。☾ @yukiusa_camera

          海水、涙、ゆるゆる

          疲れた。 泣き疲れた。 涙を流し疲れた。 お風呂に入ったのに、鏡を見ると涙袋の辺りがまだぷくっと腫れている。部屋はごちゃごちゃ。 朝起きた瞬間、漠然とした絶望感に飲み込まれそうになった今日。なんとか起き上がって着替えてもストレッチをして作業に取り掛かろうとしても結局気づけばベッドの上。知らぬ間に寝落ちしていた。 きっと夢を見たのだろう。内容はさっぱり覚えていないけれど、きっとはるか昔についての夢。お昼過ぎに目覚めた時、朝よりももっと強烈な悲しみが押し寄せてきた。どうしよ

          海水、涙、ゆるゆる

          心が空っぽ。

          喘息(?)で息が苦しいからあんまり遠くへも行けなくて、幸せは生活の中に見つけるものだって言ったって、ずっとひとりで自分の底なし沼みたいな考えに浸ってたって暗くなるだけで、無駄に深くなるだけ。こんなに深くまで潜る必要なんてないのに。気分転換しようと思って散歩したら、みんな商売してて、生活してて、悲しくなるんだよ。私はあなたたちのようにうまく生きれない。 いつでも誰とでも繋がれる時代、じゃあどうして孤独なの?画面上に浮かぶ文字列、本当にただの文字列なのに傷つけられることがあって

          心が空っぽ。

          日記

          8月17日、水曜日。京都旅行三日目。京都市内には、絹のようなやわらかい雨が降っている。朝8時ごろ、私はホテルの部屋からフロントロビーに電話をかけた。 「今日は清掃はしていただかなくて大丈夫です。タオルと部屋着は、あとでそちらに取りに行かせていただきます。」 今日は部屋から出たくなかった。眼精疲労と首の凝りがひどく、みぞおち辺りがぎゅっと硬くなったような感じだった。 「ゆきのさん、今京都にいらっしゃいますか?」 バイト先の代表からきたLineが、ずっと頭の後ろにある。バ

          8月6日 3:46

          現実が霞むほどすごく鮮烈な夢を見た後、夜中に目が覚めてベッドの上でぼんやりしている時間。人生で一番孤独で、でもどこか甘美な時間。夜が明けてからやらなきゃいけないことにぼんやりと嫌気がさすけれど、まだそれらはどこか遠くにあって、ベッドが離れ小島、床が海になったみたいに夢と現実の間で掛け布団を抱いて今見た夢を思い返す。長期記憶に焼き付けたくて、何度も反芻する。それでもまた寝たら忘れてしまいそうで、iPhoneを開いて、明るさを一番下まで下げてメモを開いて書き始める。 悲しくて苦

          8月6日 3:46

          りんご

          トートバッグの取っ手が肩に食い込んだまま改札を出る。電車通学が好きだとはいえ片道一時間半の通学路を毎日行ったり来たりしていると週の後半あたりからだんだんと疲れが出てくる。午後五時半の空は少し白んでいた。見える水色の半分くらいをずれたテーブルクロスみたいな雲が隠していた。いつもは音楽を聴くけれど、今日はイヤホンを首から下げて周囲の人の往来や飲食店の匂いを感じながら歩いた。 就職活動とは太鼓のバチで精神を繰り返し叩き続けるような作業で、この頃身体が重く感じるのはきっとそのせいも

          りんご

          まっしぐら

          「今はこの話をするときじゃないな」とか、「今Lineしたら無視されるな」とか、「これをストーリーに載せたらああ言われるな」とか……。そうやって常にアンテナを張った状態でじりじり続く生活。プラスチックカップの底に溜まったガムシロップみたいに、一瞬だけ、ほんの一瞬だけの甘いひとときのために生きる人たち。人類が発展するためには恋をしなければならないのに、人を愛するというのはどうしてこんなに苦しいのだろう。神様がいるとして、そういう苦しさも厭わず一人の人間のためにまっすぐに走り続ける

          まっしぐら

          チャイと金木犀

          最近、生きるのがしんどい。 これは今までずっと言わないようにしていた。実家暮らしで毎日ご飯作ってもらって洋服も洗ってもらって何不自由なく暮らしている私より、辛い生活を送っている人なんてたくさんいるだろうと思っていたから。「一週間もう終わり?」って思うくらいやることが多い私はきっと幸せな方なんだって思っていたから。「ありがたい」って思わないといけないと思っていたから。 でももう、言うことにした。だってしんどいから。そもそも、いつから辛さまで人と比べるようになったのか。辛い時

          チャイと金木犀

          白いフラミンゴ

          あたしね、ずっと片足で立っているの みんなは両足で立てているのに あたしだけ片足 それで、みんなは両足を交互に出して歩くけど あたしは片足で立ったまま ぴょんぴょん飛び跳ねて移動するの だからみんなよりもずっと早く疲れるの 真っ赤な羽は汗ばんで 体にぴったり張りついて 彼の体も、話す言葉も 抱きしめることなんて到底できない あたしね、白いフラミンゴになりたかったの 羽が真っ白で、たくさん空気を含んでいる 大きくてつよいフラミンゴ それで、片足で立っ

          白いフラミンゴ