子育て期夫婦のコミュニケーションについてインタビューを受けたので、振り返ってみた
会社の同僚の紹介で、大学院で子育て期の夫婦のコミュニケーションについて研究している方のインタビューを受けました。
修士論文のためのインタビューだそうで、完成したら読ませて頂けるそうです。私自身にとっても関心のあるテーマなので、楽しみです。
インタビューを受けたのは私1人ですが、色んなエピソードを話す中で、子どもが生まれてからの夫とのコミュニケーションに関して振り返りにもなり、また自分にとって学びだったことをいくつか思い出しました。
忘れないうちにと思ってしたツイート↓
攻撃的なコミュニケーション
お子さんをお持ちの方は分かると思います、産後の母親のメンタルのヤバさが。
フィジカル的にも会陰は裂けたのを縫ったから痛いし、骨盤がグラグラして立つのも疲れるし、慣れない授乳で身体バキバキになるし、原因は分かりませんが私は産後に一時的に高血圧になり、テレビの音と光が辛くてつけていられなくなりました。
この状況いつまで続くんだと悲観的になっている×産後のエストロゲンの急激な減少により精神不安定×初めての育児のプレッシャー(赤子を生かすのに必死)×体調絶不調×睡眠不足=産後のメンタルヤバい
そういう時に、今までなら気にも留めていなかったであろう夫の行動にイライラしてしまいました。お尻ふきの蓋を閉め忘れるとか…
産後3週間ほどで、他にもあった小さな不満が溜まっていたのが爆発して「私ばっかりやってんじゃん!!!!」と嗚咽しながら泣き叫んだのが、私が覚えている産後1番の修羅場です。☆
夫は献身的に家事も育児もやってくれていたので、時間と共に私は精神的に安定していきましたが、2人目が産まれるまでは、何か不満なことがあると、攻撃的な物言いをせずとも攻撃的な態度を取ったりすることもあったと思います。
攻撃的にならなくなったきっかけの1つは、2人目が生まれたことだと思っています。
1人目は発達や成長を気にしたり、ちゃんと育児できているか私が神経質になっていたところがあります。今思うと、神経質で気を張っていたから夫にも攻撃的になりやすかったのだろうなと思います。
2人目はそんなに気にしなくてもちゃんと育つから大丈夫という安心感を持てていたので、夫に対する当たりも1人目のときと比べると穏やかだったと思います。
2つ目は、夫が献身的に家事も育児もしてくれていると前述しましたが、それによって信頼感が増したからだと思っています。自分の為に頑張ってくれている人に対して信頼感と感謝の心が生まれるのは、当たり前と言ったら当たり前ですが…
アサーティブなコミュニケーション
アサーティブとは、「相手にも配慮した自己主張」を意味する“assertiveness”がカタカナ化したものです。原語の通りにアサーティブネスと呼ばれることもあります。感情をそのままぶつけるのではなく、かといって感情を押し殺すのでもなく、相手に配慮しながら自分の気持ちを正当に主張しようというものです。
(出典:STUDY HACKER)
アサーティブなコミュニケーションは、あまり意識したことがなかったのですが、最近読んだ記事に言及があり、ちょうど読んだ日に使えそうな場面があったので意識して伝えてみた感じです。(なのでまだ修行が必要)
ちなみに最近読んだ記事とはこちら↓。笑えます。
一応どんな事を伝えたのかというと、
我が家は東京下町のクソ狭い1LDKの賃貸マンション暮らしなのですが、リビングでご飯を食べて、寝る時にはテーブルを隅にやってリビングに布団を敷いています。
今まで夕食の後に掃除機をかける習慣がなかったのですが、下の子が手掴みでご飯を食べるようになってから、布団の上に乾燥した米粒が頻繁に出現するようになりました。マキビシのようで非常に不快です。
米粒以外にも乾燥した卵焼き(たぶん)のクズなどが布団の上に散見されました。(問われる衛生観念)
「私には解決したい問題があるんだ…」と夫に話しを持ちかけたのですが、寝る前にリビングに掃除機をかけたい私 vs 気にしない夫、のように始めはなっていました。
夫が「今でも帰宅後の家事が多すぎて、さらにやることを増やす余裕がない」というので、「じゃあ私がかけるから、布団を敷く前に掃除機をかけるというのだけ覚えておいてほしい」と言ったら聞き入れてもらえました。
しかし今では夫が率先してやってくれています…
非主張的なコミュニケーション
主張しない(言わない)こともコミュニケーションなんですとインタビューの際に言われて、そうなのかと思いました。
あーこれ今言わない方がいいな…と思って、言わない・言うのをやめる場面もたまにあります。それは私と夫がお互いに疲れてイライラしているときです。
夫はとても温厚ですが、疲れていると子どもたちへの声かけが荒っぽくなる時もあります。そんな時はやめてほしいなぁと思うのですが、ある時これは夫は疲れて余裕がないのだと気づきました。
なのでそんな時は行動を改めてほしいと言うのではなく、とりあえず早く子どもたちを寝かせて体力回復できる時間を作る→落ち着いてから話す。または私の中でモヤモヤが消えたら話さなかったりします。
また、たまに喧嘩をしますが、理由を考えると『疲れてイライラしていた』だけのことも多々あったので、子育て期の夫婦が1番アンテナを立てるべきはお互いの疲れというのも気づきました。個人的にこの気づきは大きいです。
若いと自分が疲れていることに気がつかなかったりするので、お互いの疲れに自覚的になることは大切だと思います。
育児も仕事と同じで共有が大切なところがある
夫に対して、言わなくても分かってほしいという願望を持っていたんだなと思います。でもこの件があって『やってほしいことは言わないと分からないから、ちゃんと伝えよう』と思った気がします。
育児って、ご飯とかお風呂とか寝かしつけとかのやる事の流れがあって、決まったルーティンがあるのが割と仕事と似てる部分があると思うんですよね。仕事でも仕事のやり方とか、こうやってほしいとかは伝えないと分からないから、それは2人で育児をする上では同じなのかもしれないと思います。
まとめ
・産後は夫に対して攻撃的になっていた
・2人目を産んでからやっと落ち着いた
・日々の信頼の積み重ねが大切
・アサーティブなコミュニケーションはまだ修行が必要
・布団の上の米粒は不快
・不要な言い争いを避けるために、子育て期の夫婦が1番アンテナを立てるべきはお互いの疲れ
・育児の流れややってほしいことは言わないと伝わらない
インタビューの紹介をしてくれた、みさきち氏にnoteにまとめると言ってから約1週間、ようやく書けたぜ…
実はまだインタビュー中に話したエピソードはあるのですが、長くなりすぎたのでここで終わりにします。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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