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星空保護区に認定された美星町って?

綺麗な星空が見える場所、と言われて思い浮かべる場所とはどこでしょうか?
私は、長野県の阿智村一択でした。

そんな星空についてですが、昨年11月にこんな情報が!
岡山県井原市美星町が「星空保護区」に認定された、とのこと。
星空保護区…?なんだそれ。
星空の世界遺産とも呼ばれるのが「星空保護区」なんだとか。更には、美星町が認定された「コミュニティ部門」はアジアでは初めての認定だそう。

世界が認める岡山県井原市美星町の星空とはどんなものなのか気になり、2021年末に実際に現地に行ってみました。

町のなまえは「岡山県井原市美星町」。

絶対、星が綺麗に見えるじゃん。そんな町の名前ですよね。しかし調べてみると、町内に流れる川の名前が由来なんだとか。美星町内に流れる「美山川」と「星田川」。この2つの川から一文字ずつ取り、「美星町」という町の名前になったそう。

「星空保護区」に認められた星空とは

こちらが井原市の星空です。

綺麗ですね!けど、どんな理由で「星空保護区」に認定されたのだろう…?もちろん、星空は綺麗ではあるものの、星空が綺麗な場所って他にもたくさんあるんじゃないかな。

美星町が認められた住民、そして企業の取り組み

美星町が「星空保護区」に認定された2つの大きな要因が
●星空を守る特別なLED街灯
●地域住民の星空を守る取組み

星空を守る特別なLED街灯とは?
美星町にある街灯は星空を守るため、パナソニックの全面協力のもと、光害を最小限に抑えるため、特別な街灯がつくられたそう。「星空保護区」認定には厳しい基準が設けられており、その基準をクリアするために企業や自治体、NPOなどが連携し、美星町の街灯をすべて特殊なLED街灯に取り換えたのだとか。この灯りは星空を守るため、上方へは光が向かないようになっている、とのことです。

地域住民の星空を守る取組み
美星町は地域住民含めて、星空を守る取組を実施しているのだとか。
1989年、全国で一番最初に光害防止条例を制定したり、夜10時以降には、星空を守るため、住民への消灯を推奨していたり、と、さまざまな取組が行われています。
このような企業・住民の取り組みが評価され、「星空保護区」に認定されたんですね!

というわけで、「星空保護区」に認定された岡山県井原市美星町がどんな場所なのか、実際に現地に行き、いろいろと知ることが出来ました。星空はもちろん綺麗ですが、それ以上に星空を守る地域の取り組みに驚き。まだ「観光地」として整備もされておらず、星空を見に行くにはとても苦労しましたが、一度はその星空を見に行く価値があるのではないでしょうか。

こちらが井原駅。とても特徴的な形をしていますね!
星空公園への道。
看板も小さく、暗くなってからだとたどり着けないのでは…?
展望台から町の光は見えないのかと思いきや
町の光、結構明るいんですよね…
もちろんこれはカメラの設定の影響もあるのですが、肉眼でも結構町の灯りが見えていました…


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