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2018/08/30 知久寿焼 / 馬喰町バンド @下北沢440

元たまのボーカル・ギターの知久寿焼さんと、馬喰町バンドのツーマン。
「この2組のツーマン観たいな..」と思っていたので、実現してびっくり。即カレンダーにメモし、今日に至る。
下北沢440はライブバー的な、食事も出来るライブスペース。開演前は結構しっかり行列が出来ていて、自分が入ると前の方の席はすっかり埋まっていたので、真ん中らへんの席を確保。

知久寿焼

去年、水中、それは苦しいとのツーマンを観て以来2回目に観る。
たま時代から変わらぬ少年のような声にうっとり。知久さんはステージでは水を小さいコップにわざわざちょこっと注いで飲むんだけど、それがいい。ハーモニカを入れ替えるときの手の動きとか、完全に身体に染み付いて無駄のなくなったギターを爪弾く手とか、かわいげがありつつもシュッとした振る舞いが好きだな~と改めて思った。

たまの曲はそこまで熟知してないので、有名な曲しか認識できてない気がするけど、昨年観たときとレパートリーはあまり変わってないかな?
どこかで「同じ曲を繰り返しやるのが好き」みたいなことを言ってた気がするんだけど、何度も繰り返し歌ってるからこその年季というか、身体から自然に放たれるエネルギーという感じをやっぱり感じて、その曲を知ってる・知らないとかに左右されない魅力があると思う。

今回印象に残ってるのは「月がみてたよ」。月の情景が浮かぶ曲。

馬喰町バンド

馬喰町バンドは結構ライブに通っているので、もう10回目くらいかな?
ドラマー観点だと、ドラムの服部さんのセットは会場とかそのときの方向性とかでセットが結構変わるので、観ていて・聴いていて楽しい。たまにライブ後に今日のセッティングの背景を訊いたりして「ふむふむ」となる。

<セットリスト>
1. 源助さん
2. 舟唄
3. 在処
4. ゆらゆら
5. 終わる瞬間
6. なかうちくるまえくっとさけるまでゆけゆけ
7. 五月
8. わたしたち
9. ヒトのつづき
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アンコール:電車かもしれない(たま)
アンコール2:あんせんこんせん

セトリに関しては最近のライブはそこまで変わらない気がするので驚きはなかったけど、この日は武さんが知久さんのライブの余韻が抜けてなくて、取りとめない感じになってMCの時間が長かったのがおもしろかった。
「子どもの頃、ジャッキー・チェンの映画に影響されすぎて、行き倒れの老人を毎朝探していた」という話からの「知久さんみたいな人は世界中どこ探してもいないでしょ」という話で知久さん愛を感じた。

アンコールではたまの「電車かもしれない」を共演。武さんがちょっとたどたどしかったのが印象に残ってる。
ダブルアンコール起きたけど、馬喰町バンドは想定外だったらしく、武さんちょっと考え込んでた。馬喰町バンドの「あんせんこんせん」を知久さんを加え演奏。知久さんは口琴で即興で参加したけど、かなりハマッていて良かった。「その場でしか起こりえないこと」を目の当たりにしたワクワク感をガンガン感じられて、「いいもの観たな~」という清清しさで会場を後にした。


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