本番で感極まる時

歳のせいか、人前で感情が溢れることが多くなってきました笑

先日の本番はたくさんの方々にお越しいただき、何より飛び切りの笑顔で温かい拍手を頂いたことにとても心揺さぶられました。
出番こそそれほどなかったものの、主催公演ということで、自分がやるべきことは普段のオーケストラの本番よりもかなり多く、日常生活にも影響が及ぶぐらいウェイトが高かったこともあり演奏会が無事に終わったことにホッとしたのかもしれません。

どんな本番でもベストを尽くしているつもりではあるのですが、今回は知らず知らずのうちに特別な思いを持った本番となっていたようです。

最近、僕と同じように子育てに励みながら音楽活動を続ける人が周囲に増えてきました。
肉体的にも精神的にもなかなか負担のかかる生活ですが、より人生を楽しみたいと思う時に音楽はとても良いものに感じます。


終演後、妻の演奏が出産前に比べて伸び伸びとした演奏になったと師匠が言ってくださいました。
僕も、今回の本番を乗り越えた妻の姿は以前よりもたくましくなったように思います。
身近な人から良い刺激を頂けるのは非常に幸せなことですね☺︎


僕自身も親になってから、回を重ねるごとに一つ一つの本番をより楽しむためにはどうしたら良いか強く意識するようになりました。
自分のために使える時間は非常に少なくなりましたが、その分密度の濃い練習や準備をするようになっているのかもしれません。
今回の本番も演奏面においてはとてもゆったりと、落ち着いて楽しむことが出来ました。
大学時代にこの領域に達していれば自分の人生が違った方向にいってたのかな…と思わない時もないですが、帰宅して子どもの顔を見ると、今の人生を選択して良かったなと確信しています。

ありがたいことに来月再来月も本番がございます。
なかなかヘビーな曲なので、またしっかりと準備していきたいと思います☺︎