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インサイドセールス立上げ1年の振り返り ~採用編~

人材企業でインサイドセールスを立上げて丸1年が経過。
自社案件の開拓や、アウトソースによる営業支援などを通じて取り組んできたこと、成果や課題についてまとめています。
採用編・運用編の2部構成でお送りします。

インサイドセールス 立上げ
インサイドセールスを立ち上げるうえで、ママを積極的に採用。
メンバーの7割が主婦という構成。
バックグラウンドは全員が、営業未経験者。
接客販売職やコールセンターなど、他ジャンルの対人業務経験者を採用し、
真っ白な状態から、営業人材として育成していくことを選択した。

戦略的に”営業未経験者”を採用した理由

営業経験者の採用は即戦力という魅力がある反面、デメリットもある。
経験者故の長年染みついた「営業の癖」や拘り・プライドが時にマイナスに働く場合が多い。
当社では「営業メソッド」を構築していた為、このメソッドを忠実に実行してくれるメンバーであることを重要視し、未経験者に絞って採用活動を行なった。

結果、構築した戦略やスクリプトに忠実にメンバーが動き、
戦略やスクリプトの効果検証にも大いに役立った。

営業というクリエイティブな仕事では「マニュアル通り」の営業一辺倒では当然いけないが、「守破離」の「守」のフェーズでしっかり基礎を固めておくことを重要視した育成プランを作成した。

ママ(主婦)の起用により、新たな雇用機会を創出する取り組み

人材企業ならではの視点ではあるが、インサイドセールスを社内構築するうえで、「新たな雇用機会の創出」という裏ミッションへの取り組みも兼ねていた。

当インサイドセールス はフルリモート体制を取り入れており、
「子育て世代のママ」や「家族の介護で通常の会社勤務が難しい主婦」に
インサイドセールスを通じて、活躍の機会を創出するという取り組みである。

戦略的にママ(主婦)の採用を行ったことで、メンバーの8割がママ
(主婦)という「ママさんインサイドセールスチーム」が誕生した。
この「営業未経験のママ(主婦)さんチーム」は社員の営業職よりも高い成果を創出するエキスパート人材へと成長した。

ママ(主婦)採用のメリットとデメリット
しかし、その反面、新たな課題も出てきた。
それは、「勤怠が安定しない」という点である。
ママ(主婦)を採用するうえで、ある程度、勤怠が崩れることは想定していたが、
「久々の仕事復帰で、体調を崩す」
「家庭の事情で1ヶ月休まなければならない」
「子供の発熱で欠勤」
が想定以上に多発し、商況に大きな影響を及ぼした。

営業支援業務では、案件によってアプローチのコアタイムがある。
例えばアプローチ先が飲食店であれば、開店前や、ランチタイムとディナータイムの間などにアプローチのタイミングは絞られる。
ママ(主婦)をパート雇用で起用することで、このようなコアタイムに絞った稼働が可能となり、コスパが良い方法ではあるが、上記のようなリスクも踏まえて、採用を検討する必要がある。






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