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その“x”って何? 〜気になった音響用語〜

本日は気になった音響用語に関して書こうと思います。

サウンドエディティングやサウンドミキシングの授業において、
Dx, Mx, Sfx
という用語が使われていました。

D = Dialogue (台詞)
M = Music (音楽)
Sfx = Sound Effect (効果音)

はわかるのですが、じゃぁDやMの後ろの”x”って何??

クラスの子は誰もインストラクターに質問せず・・・。

え、知らないの私だけ??
確かにクラスには業界経験者も多いけども・・・。
気になる・・・。

不安に思ってクラスの子に聞いてみたら、
「え、確かになんだろう?知らなーい。」
・・・よかった、知らないの私だけじゃなかった(笑)

インストラクターにそのこと質問してみたところ、こんな回答が。

「(DAW上で)トラックに音を入れて使うでしょ。そのトラック(track)って鉄道線路って意味もあるでしょ。それで誰がつけ始めたのかは知らないけども、そこから線路表す、踏切にあるあのXマークの看板引用して、トラックのことxって使うようになってるよー」

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これか!!
(参照写真: White Rockで見つけた線路)

へぇ〜そうだったんだ!!
ほんと一体誰が使い始めたのだろうか?
そこは謎のままだけども、一応スッキリ!(?)

ちなみに、
Dx(台詞トラック) →撮影時に録音した台詞、アフレコした台詞、撮影時に一緒に録音された効果音
Mx(音楽トラック) →音楽
Sfx(効果音トラック) →フォーリー、効果音、環境音
が含まれています。

ミキシングの最後には、Dx/Mx/Sfx/Comp Mix(全て合わせたもの)のデータを書き出して、クライアントに提出。(ミックスのスタイルは都度クライアントの要望によって異なりますが)
外国語版向けには、M&Eと言ってDx以外の音声データを共有することで吹き替え版の作成につなげて行くそうです。
外国語版も考慮して作るってなると、音楽や効果音だけでなく、撮影背景を表現する環境音、そして撮影時の細かな何気ない音とか再現するフォーリーって大事ですね!

日本ではどういう風に呼ばれたり使われたりしているか、もしご存知の方いましたら教えてもらえると嬉しいです!

今後もランダムになりますが情報発信して行きます!

また、サウンド関連のお仕事などご依頼・ご要望ありましたらぜひお問い合わせください!
どうぞよろしくお願いします!

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