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【明日のライターゼミ 講義レポート】第5回「SNSでシェアされる文章の作り方」(講師:トイアンナさん)

こんにちは、好きな怪獣はジャミラです。

明日のライターゼミ、第5回講師はトイアンナさん。
テーマは「SNSでシェアされる文章の作り方」
控え目に言ってライターになりたい人は全員受けたほうが良い講義でした。

講師トイアンナさんについて簡単にご紹介します。

ライター。700人以上の人生相談を受けた経験から、アラサー女性のキャリア・恋愛を中心に執筆。書籍『恋愛障害』など多数。
明日のライターゼミ講師陣の紹介

恋愛系のライティングのほかにP&Gのマーケティング職のご経験から「就活・転職・キャリア」についても多く書かれています。

P&Gのマーケティング部門出身者は「P&Gマフィア」と呼ばれるほど各分野で活躍されています。つまり、トイアンナさんもマフィアの一員です(おい)

「ライティング」についての考え方やテクニックはもちろん、このマーケティングが下地になっている考え方や伝え方が非常に本質的で分かりやすい講義だったと思います。

では、講義のレビューにまいります。

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(1)共有される記事に隠された「インサイト」
(2)シェアされるネタはどこから探す?
(3)タイトル、画像選定などのテクニック
(4)SNSごとに変えたいコミュニケーションメッセージ

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(1)共有される記事に隠された「インサイト」

どんな記事がバズるか?
「インサイトを突いた記事」である。
と、示されます。では、「インサイト」とは何か?

インサイト=その人が隠したい・なかなか表に出さない本音、真のニーズ

上っ面で取り繕っていない本当の欲望、時に醜い本音。それがインサイトです。そのインサイトを捉え、くすぐり、選択肢を提示してあげれば読んでもらえる・共有してもらえる。
インサイトを考える第一歩は「その人=記事なら読者」を設定すること。その人の本音を考えて想像、調査して掘っていく。

インサイトを捉えて刺した事例として自著が例示されます。

【ターゲット】
20代で彼女が過去いたことがない男性

【インサイト】
彼女は欲しいさ、そりゃ。めちゃめちゃほしい。
彼女がいるあいつといない俺、何が違うんだ?
でも、彼女をつくるためにガンガン口説くなんてできないし、だいたいできてりゃこうなってねえわ。方法知りたいけど、俺の最強のモテ術なんて本は死んでもレジに持っていけない。
ぬおぉ!どうすりゃいいんだよお~!!

【アウトプット】
タイトルでは、モテることを否定してあげる。帯で「モテ知識が得られる」ことは担保(帯を外してレジにいってもいい)。表紙にエロ作家のイラストを入れるのは「女性に違和感を持たれず、しかしターゲットの否モテ男性には気づかれて足を止めてもらえるように」。

ブログ記事を読ませる、広告記事をシェアしてもらう、書籍を買ってもらう。そのすべてでインサイトを突く必要がある。インサイトを突けないと差別化できない、どこにでもある、誰にでも書ける文章になってしまう。


じゃあ、どうすればインサイトに気付けるようになるか?
インサイトは簡単に表に出ない本音であることが多いから、普段の会話や人とのやり取りで意識的に訓練をしていく。

■話している相手の矛盾をとらえる
 さっきと言っていることが違うぞ?と気づいたら「なぜ?」を
 引き出していく。過去の体験や実例を聞いていくとよい。

■なぜ自分を守る?誰に攻撃されている?
 本音を隠すのは「自分を守りたい」から。
 それはなぜ?誰に攻撃をされているかを引き出すとよい。

■発言と顔のギャップを見逃さない
 楽しいことを話しているのに、目が笑っていない。
 悲しいことを話しているのに、悲しそうじゃない。

普段から仮説検証を意識し続けることでインサイトをとらえるスピードと制度が上がっていく。

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(2)シェアされるネタはどこから探す?

ターゲットが決まる、インサイトも捉えられた。
じゃあ、そのインサイトを突く(読んでもらう・シェアしてもらう)ためには?読者に「価値」あることが書かれていることが大切。

【価値には2パターンある】
■機能的価値(お茶を飲むと、喉が潤うなどの直接的な価値)
■情緒的価値(お茶を飲むと、ホッとひと息つけるなど感情的な価値)

読まれやすくするには「情緒的価値」を多く盛り込みましょう。

情緒的価値は「変わった経験」「変わった観点」から提供できる。

【変わった経験の例と獲得方法】
覚せい剤で捕まって懲役刑をくらった
→刑務所での生活や様子は知的好奇心をくすぐれる

どうすれば得られる?
・自分が普通だと思っても他人からは、特別にうつることがある。
 自分の経験を見る対象を変えて検証してみる。
・積極的に経験していく。変わったものを食べる。
 嫌いなものを克明に記録する。

知的好奇心の扉を開くことが思わぬネタ元へつながり、ネタまみれになれる。


【変わった観点の例と獲得方法】
自撮りフィルタをブサイクな野菜へかけたみた
→自撮りフィルタの良さを野菜を通して伝えられる

どうすれば得られる?
変わった経験より作るのが難しい(経験はやればできるけど、観点はそうはいかない)。
じゃあ、どうする?

「普通のコト」+「普通のコト」=「普通じゃないコト」になることが多い。

思いつく普通のコトを書き出して2つをつなげてテーマを考えると無限に考えられる。

でも、注意!

変わった経験も観点もそれだけではバズらない。インサイトを突くテーマか?というフィルターをかけてあげるとクオリティが上がる。

あと、情報元をたくさん持っておくことも重要。
変わった人、普通の人、古典の本、流行に乗っかった記事や媒体、意識的にネタ元をストックしていきましょう。

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(3)タイトル、画像選定などのテクニック
(4)SNSごとに変えたいコミュニケーションメッセージ

最期はバズるための細かいテクニック集です。
箇条書きで一気に書いていきます!

■タイトルにこだわる!(32文字以内、最初の15文字特に重要)
 日付のみ、当たり前のこと、自分しか分からないことは避ける。
 価値(機能的・情緒的)を感じられるものする!

■タイトルをつけたら、そのテーマに沿った話しか書かない!
 脱線や無駄な自分語りは日記でやりましょう。

■画像の選び方
 美女と猫に勝てる画像はないが、
 お腹いっぱいなので美女と猫でも少し差別化できるように意識する。
 背景1色の画像はNG、著作権は当然、ストックフォトサービスを使う。

■メディア別ポイント―Twitter
 第三者に「これすごい」と絶賛される方がバズる。
 フォロワーの多い人にシェアされる(生活パターンを読む)。
 画像は3枚(アシンメトリーが目を止める)。
 3枚のうち記事のスクショを1枚入れると尚良し。
 平日の通勤・退勤時がねらい目

■メディア別ポイント―インスタグラム
 
一環したテーマで画像を投稿する。
 ハッシュタグを使いこなす。
 土・日・月の19~24時がピーク

■メディア別ポイント―はてなブックマーク
 
賛否両論あった方がバズる
 はてなブログとの連携があり、シェアされやすい
 社会問題の反応が良い傾向

■メディア別ポイント―NewsPicks≒Facebook
 ミドルエイジを狙いやすい
   特定の識者の反論を想定するのも効果的
 自らピッカーになり、露出を狙う

■メディア別ポイント―note
 文章を読むことが苦でない人が多い
 緊急性があり、長文で詳細を伝えたいものと相性が良い


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最後に。

ライター専業で長く続けるなら、心身の健康を自ら保つことが何より大切。運動不足・飲みすぎ・メンタルヘルス、すべて自己管理していきましょう。


ライターでもなんでもない僕が言うのもなんですが、本当に実践的で「ライターとして長く仕事をするには?」という観点からのお話ばかりでした。へたくそなレポートで少しでも興味がわいたら明日のライターゼミ受講をおススメします。過去講義はすべてアーカイブ動画として何回でも視聴できますから無駄もありませんから。

では、次回の講義レポートでお会いしましょう。

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