めんどくささを愛でに。②
今回の #週1note は「自分の好きなこと」について3週にわたって書くスピンオフ企画です。
統一テーマは「フジロック」。
第1回は「洋楽・ジャンルの広さ」として、ソフト面(音楽ライブ)について書きました。
第2回はハード面から「散歩・広大な土地」について。
3日で、68km
フェスといえば、非日常空間。
キラキラした装飾。
大きな自然。
近くで、あるいは遠くで響く低音。
たくさんの露店。
ゆらゆらと、あるいはどこまでも伸びていく照明の光。
喧騒。
人、人、人。
それらすべてが相まって作り出す、祝祭の空気。
フェスはたくさんの音楽が集まる見本市という面がありますが、
音楽の集合体ではなく、その空気感が好き。
祝祭の空気感を全力で味わいたいので、僕はフェス散歩が大好きです。
そこで大事な要素となってくるのが、その広さです。
広ければ広いほど、非日常にダイブできる。
一度ダイブしたらもう帰ってこれない。
フジロックはその広大さで日本最大級です。
そのフジロックのエリアマップがこちら。
さっぱり距離感がわからないですね笑。
フジロック中、僕は左上のピラミッドガーデンでキャンプをしています。
朝起きて、さあ会場行くか!と歩き始めて、エントランスゲートまで普通に20分以上かかります。僕は最寄り駅から徒歩10分のところに住んでるんですが、その時点で2倍。
遠いですね笑。しかもまだ入り口です。
エントランスゲートから一番大きなグリーンステージまでは徒歩10分弱。ここまではいいんだよ。
そこから最奥地のカフェ・ド・パリスまでは混雑状況にもよりますが、平気で1時間以上かかります。
途中にメインステージとしては最奥地となるフィールドオブヘブンがあるのですが、朝11時スタートのアクトが観たければ、10時にキャンプを出発しても間に合わないです。
そのくらい広いフジロック。フェス散歩好きとしてはたまらないのです。
ライブを見るという観点では、非常に非効率なほど、ちょこまかと歩き回るので、iPhoneの歩数計によれば本祭の3日間で68km歩いたらしい。
ライブで飛び跳ねている分もいくらか入ってそうだけど。
68km歩いているので、同じ道を何度も通る。でも時間帯によっても、天気によっても景色には色んな表情があり、見え方も異なる。
ピラミッドガーデン
たくさんのエリアがあるなかでも、僕が最も好きなエリアがピラミッドガーデン。
キャンプ地にしている場所です。大半のキャンパーはもっと会場に近い場所にテントを張るのですが、僕はわざわざエントランスゲートから遠いこの地でキャンプをしています(正確には会場に着いた時点でテントが張られていて、最終日はたたまずに返却できる便利なレンタルテントだけどね)。
ここの雰囲気が最高なんだなー。
朝はさわやかな雰囲気。
至福モーニング。
夜は穏やかで夢現。
映像だとこんな感じ。
夜がふけるまで遊んでるので、ピラミッドガーデンへ戻ってきた時点でくったくた。でもその雰囲気が大好きなので、キャンドルを眺めたり、焚き火を囲んだり、カレーを食ったり、ワインを飲んだり、しっかり深夜のピラミッドガーデンを堪能してから眠りにつくのです。
2017年にピラミッドガーデンで小沢健二の天使たちのシーンを聴いたのは最高だった。
あー早くピラミッドガーデンに行きたい。その前に無事に開催してくれ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?