海外で仕事をしたい方必見!絶対に後悔しないためにやるべきこと3つ
近い将来海外で働いてみたいっていう願望はあるんだけど、そのためには何をすれば良いのかわからない。
そもそも、海外で働くことが自分のキャリアプランにおいてプラスになるのかもよくわかっていないし、実際に海外で働いている人の意見を聞いてみたい。
今回はこのようなご要望に答えた記事となっています。
海外で働くということに憧れている方は多いのではないでしょうか。
憧れは抱いているものの、実際に海外で働く人の意見を聞く機会ってどうしてもないですよね。
あったとして、駐在員としての勤務であったり、フリーランスとして海外で過ごしているという方ばかりです。
実際に現地で働こうとしている方が欲している意見とは少し離れてしまうのではないかと思います。
ぜひ、こちらの記事が今後海外で働こうとしている方のお役に少しでも立てたら嬉しいです。
具体的にどのような情報をご提供できるのかということをわかっていただくために、簡単に自己紹介をします。
私は現在25歳で、大学を卒業後、日本にある外資系のコンサルティングファームに入社しました。
その後、海外でフリーランスとして半年ほど働き、現在は海外にあるITベンチャー企業のCOOとして働いています。
※当時の感情的な動向に関しては、以下の記事で詳しく記載していますので参考にしてみてください。
「マネジメント」とは何かを考察した結果、得た気づきをまとめてみた
こちらの記事では、コンサルタント時代の話とフリーランス時代には興味がない方が見ていると思いますので、今回は割愛します。
実際に海外にある企業で働いてみて、「やっておいて良かった」ということと「もっとやっておけば良かった」ということを以下の3つのポイントに絞って詳しくご説明していきます。
ぜひ、海外で働きたいと考えている方は参考にしてみてください。
海外勤務前に必ずやるべきこと
・英語はビジネスで問題なく利用できるレベルまでは引き上げる
・作業者としてのマインドではなく、経営者としてのマインドを学習しておく
・前職での経験を上手く使えるようにしておく
海外で仕事をしたいなら絶対にやるべきこと
まずは、海外で働きたいと考えている方が一番気になっているであろう英語についてお話していきます。
当然のことですが、海外で働くためには英語が必要不可欠となります。
※その土地の現地語を利用することを考えている方には必要ないかもしれませんが…。
しかし、
海外で働くためにはどの程度の英語力が必要なんだろう
という疑問が生まれますよね。
一定以下の英語力で海外に渡ってしまうと、海外で働くという選択をしたことを後悔しかねません。
そのためにも、まずは海外で働くためにはどの程度の英語力が必要になるのかということについてお話していきます。
海外で働くために必要な英語力は?
海外で働くために必要な英語力はざっくりとTOEICで900点以上です。
「いやいや、そんなに必要ないんじゃない」と思われるかもしれませんが、後悔しないためにも絶対に取ってから取得した方が良いです。
私は今の会社に入って3週間で開発マネージャーになり、5ヶ月でCOOとスピード出世してきましたが、入社前から英語ができたことは間違いなく大きな理由の1つです。
※以下は弊社の採用担当に書いてもらった記事です。
【もえやんがゆく】大手外資系コンサルを辞めて、セブ島ベンチャーでインターン。現COOの夢は、「自分の王国を作ること」。
その大きな理由としては以下の通りです。
必要な英語力はTOEIC900点を基準とした方が良い理由
・目的は仕事をすることであり、英語を勉強することではないから
・英語の学習に時間を取られ、仕事でのスキルを身につける段階が遅れるから
ちなみに、TOEIC900点としたのはあくまでも目安なので895点だからダメだなんてことはありません。
そのレベルの単語力、文法力、リスニング力は最低限持っている必要がありますよということです。
「英語は言語なんだから話せなきゃ意味がないよね」と思いますよね。
確かに、英語は言葉なので話せなければ意味がありません。
しかし、英語を話すだけの語彙力とリスニング力がないのに英語は話せません。
話せたとしても、日常会話レベルだと思いますので、英語力の土台となる部分はしっかりと固めましょう。
仕事をするために海外に出ることを胸に刻む
まず1番目に考えていただきたいことは、仕事をするためにその国に行くのだということです。
駐在員として行くのであれば、日本側の会社が守ってくれるので現地で英語を身につけるのも1つの手でしょう。
※もちろん、駐在前に英語を身につけているに越したことはありませんが…。
英語を勉強するために海外で働くことを考えているのであれば、辞めた方が良いです。
思っている以上に英語でのコミュニケーションの壁は大きいですし、ストレスが溜まって仕事どころではなくなってしまいます。
なんのために海外で仕事をするのか今一度考えた方が良いと思います。
※英語を勉強したいのであれば、語学留学するのが一番です。(マンツーマンのスパルタ授業が一番習得早いです。)
厳しいことを言うようですが、あなたとしては良くても、会社としては英語が話せないあなたをサポートしなければならず、会社全体の効率が落ちてしまいかねません。
現地の人が話しているスピードになれるレベルまでは英語力を上げましょう。
例外:
超絶プログラミングができるなどの特技がある方は、技術力で英語力を補うことができるので、とりあえずは問題ないかと思います。
キャリアアップを目指すためにも英語は必須
海外で働きたいという方は、何かしらの目標があって海外で働くことを考えているのではないかと思います。
その目標のスキルを習得するためには、英語力は必要不可欠ですよね。
例えば、海外で働く前の私は
成果主義である海外で働いている尖った連中を上手にマネジメントする
ということを目標としていました。
その理由に関してはこちらの記事の趣旨とは離れてしまうので、興味がある方は以下の記事を読んでいただければと思います。
「マネジメントをしたいという目標があるけれど、コミュニケーショツールである英語が満足に使えない」なんていう状況は言語道断ですよね。
正直、何をするために海外に来たんだって言われてしまうと思います。
一生海外に身を置くと心に決めている方であれば問題ないかもしれません。
しかし、海外での勤務期間を数年と考えている方は、日本でキャリアアップするためにも一刻も早く目標としているスキル磨きに専念する必要があります。
英語力をあげるためには
海外で働きたいけど、まだまだ英語力が足りていないという方は勉強するしかありません。
英語はちゃんと勉強すれば話せるようになるので、諦めずに学習を続けましょう。
そんなことを言っても、どのように英語学習を進めれば良いのかわからないという方は、以下の記事を参考にしてみてください。
英語が話せなくて仕事に集中できないなんて後悔をしないためにも、ぜひ英語は地道に勉強しましょう。
経営者マインドを身につけるべき
経営者マインドなんて経営者になってみなきゃ身につかないと言われればそれまでですが、マインドだけであれば本から学ぶことができます。
時間がないからということを理由に本を読んでないという方も多いのではないでしょうか。
海外で働くことを通じて、どのレベルまで自分を成長させたいのかにもよりますが、将来的には多くの方が日本に帰国して管理職になるはずです。
もちろん、管理職になったら経営者マインドは必要不可欠となります。
日本の悪いところでもあるのですが、管理職になるまでの道のりがあまりにも長すぎます。
ずっとプレイヤーとして働いてきたのに、突然経営者サイドになって経営視点を持つなんてことは難しいです。
一方、海外で働くということは若いうちから経営者マインドを実践できる環境です。
せっかくそのような素敵な環境にいるのであれば、それを利用しない手はありません。
趣味の時間に没頭するのももちろん良いことですが、将来の自分のために勉強時間を確保してみるのも良いのではないでしょうか。
私が社会人になる前に読んでおいてよかった本を以下の記事でご紹介しているので、「本を読みたいとは思っているけど、どんな本を読めば良いのかわからない」という方はぜひ参考にしてみてください。
論理的思考力を鍛えるために約立つ本5選!【元外資系コンサルタントが厳選してご紹介】
社会人が読むべき本をジャンル別でご紹介します!【本当に役に立つものだけ厳選】
余談ですが、海外で働いても本を読み続けることは重要です。しかし、どうしても紙ベースの本を購入することはできなくなってしまいますので、電子書籍を1つ持っておくと良いです。
オススメは以下のものです。
これより安いものはライトが付いておらず、高いものは容量が大きすぎるので不必要です。
経営者マインドを持つことができると
経営者マインドを持つことができると、よりマクロな視点で会社を見ることができるようになります。
特にこの経営者マインドは小さい企業では非常に効果的です。
とはいえ、あまりピンと来ないと思いますので、1つ例を挙げてご説明します。
自分の給料を上げたいと思った場合
プレイヤーマインド:今までの仕事を8割の時間で効率的にこなし、作業量を増やすことで個人としての力量を示そう。
経営者マインド:人件費は固定費になってしまうので、会社としては従業員の給料を簡単に上げることはできない。となると、会社が儲かっているときに成果に応じたボーナスを受け取れる仕組みを提案してみよう。そして、会社全体としてより利益を上げるためにはどうしたら良いのかも考える必要がありそうだ。
給料を上げるというアプローチ1つとってみても両者には決定的な違いがありますよね。
どんなに個人として成果を上げても、会社としての利益が上がらなければ給料を上げることは難しいです。
経営者マインドを持っておくことで、より効果的なアプローチを考えることができるようになるのです。
前職の経験をうまく使おう
海外就職をする前に働いていた会社で身につけたスキルは上手く使えるようにしておくと役に立ちます。
私の場合であれば、前職で身につけたExcelとPowerpointの利用、データ分析スキル、マニュアル作成スキルあたりは現在でも強い武器になっています。
また、会社立ち上げ時(今いる会社とは別)の資金調達のために培ったデータ分析スキルと会計スキルも非常に役に立っています。
海外の会社でスキルをつけようと意気込むことはもちろん大切なことですが、今まで培ってきたあなたの経験は新しい職場でも役に立ちます。
全てのスキルを0から身につけようとすると、どうしても「何でもできるけど何もできない人」になってしまいかねません。
一度自分が追い求めているキャリアプランを明確にして、
・今後身につける必要があるスキルはどのようなスキルなのか
・今まで培ってきたスキルをどのように生かすことができるのか
というポイントについてはしっかりと考えるようにすると良いでしょう。
そして、スキル同士の掛け合わせを行って、あなたしか持っていないスキルへと昇華させることが重要です。
まとめ
今回は海外で働きたいと考えている方が、海外就職で後悔しないようにするためのポイントをご説明いたしました。
英語の学習にせよ、本を読むことにせよ、突き詰めるとキリがありません。
ですので、闇雲に学習を進めてしまわないためにも
・TOEIC900点以上取得する
・上場企業の今後の動向を財務諸表から読み取れるようにする
などの明確な目標を持って取り組むのが良いのではないでしょうか。
海外で働くことは困難もたくさんありますが、海外だからこそできることがあることも事実です。
海外勤務があなたの今後のキャリアプランに素晴らしい価値を提供することを願っています。
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