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【サクッと読める】J2第17節 松本山雅×町田ゼルビア プレビュー

1. 両チームTopics

松本山雅

・リーグ戦4試合勝ちなし。2連敗中。
篠原弘次郎、安東輝の長期離脱が発表された
・長く離脱していたルカオがトレーニングマッチに出場

町田ゼルビア

・前節北九州に敗れ、5試合ぶりの黒星
・今季喫している5敗のうち4つがホームでの敗戦
・逆にアウェイゲームは6試合負けなし中(4勝2分)
・今季敗れた5試合はいずれも完封負け。先制点がカギになるか。


2. 町田との相性は五分

過去のリーグ戦対戦成績

2012年 第10節 0-1● (A)
2012年 第33節 3-0○ (H)
2016年 第14節 1-0○ (H)
2016年 第41節 1-2● (A)
2017年 第13節 1-1△ (H)
2017年 第30節 2-1○ (A)
2018年 第5節 1-2● (A)
2018年 第29節 0-1● (H)
2020年 第8節 0-2● (H)
2020年 第34節 2-1○ (A)

町田との過去の対戦成績は4勝1分5敗とほぼ五分。毎試合接戦で、お互いにひとつのミスが致命傷になるような緊張感の高いゲームになる印象がある。特に相馬監督(現:鹿島アントラーズ監督)が率いていた時代は、松本の監督は反町さんで、お互いに特徴的なサッカーをすることから見ている側としては非常に面白かった。ソリボールvs縦横圧縮サッカーは、まさにJ2感があって最高だった。

個人的に印象に残っているのは、2016年のアウェイゲーム。松本は昇格争いの真っ只中で、順調に勝ち星を重ねれば自動昇格も射程圏内というシーズンを送っていた。町田側もシーズンホーム最終戦ということで客入りも良く、大挙してやってきた松本サポーターとともにスタジアムの雰囲気は最高潮。そんな中行われた試合は、中島と仲川に決められて敗戦。このゲームを落としたことで清水と順位が入れ替わってしまい、結果的に昇格を逃すことになった。現地で観ていた自分は、試合後呆然としてしまい、しばらく現実が受け入れられなかったのを覚えている。

そんな町田とは、JFL時代にも4度対戦している。

JFL時代の戦績

2010年 1-6● (A)
2010年 1-2● (H)
2011年 2-0○ (H)
2011年 1-3● (A)

いや相性悪すぎ。笑  しかも結構ボコボコにやられている。2011年に松本に勝利して勢いに乗った町田はそのままJFLを卒業し、翌年からJ2に参入している。

ちなみに、2011年に指揮をとっていたのが、現在も町田の監督を務めているポポヴィッチさんである。対ポポヴィッチさんでは、2勝2敗と五分。果たして今回の対戦で勝ち星先行にできるだろうか。


3. 好調な攻撃陣と平戸太貴

町田は今季ここまで攻撃陣が好調だ。純粋な得点数で言うと20得点で、リーグトップの新潟の34得点とは開きがあり、リーグ全体で見ても8番目とそれほど強力には感じないかもしれない。

ただ、僕が注目したいのはコンスタントに得点を決めているということだ。町田は今季勝点を稼いでいる試合(勝ち・引き分け)では、毎試合必ず得点を奪っている。つまりはスコアレスドローが1試合もないのである。逆に、得点を奪えなかった試合は5つともすべて黒星を喫しており、松本としてはいかに先制点を渡さないかが鍵になりそうである。

攻撃陣の中でもピックアップしたいのは、平戸太貴。10番を背負い今季はキャプテンマークも任されている正真正銘、町田の顔と言っていいだろう。

彼の一番のストロングポイントは、正確なキックだ。右足から繰り出されるボールは球種も様々で、かつ精度が非常に高い。流れの中でも豊富な運動量で味方のサポートをしながら攻撃を組み立てる司令塔であるが、今の松本にとって最も厄介なのはセットプレーだろう。彼の正確なキックに、中島・水本・高橋祥平・酒井隆介、時には鄭大世やドゥドゥまでもがターゲットとして待ち構えている。課題となっているセットプレーの守備には間違いなくつけこまれるであろうから、先の先制点の話と合わせて要注意だ。


4. 古巣対戦

松本山雅

戸島章

町田ゼルビア

水本裕貴
森下怜哉
酒井隆介


※データ引用元
Soccer D.B.
J League Date Site
Football LAB


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