見出し画像

【サクッと読める】J2第3節 松本山雅×モンテディオ山形 プレビュー

1. 直近対戦では松本が4連勝中

直近の山形戦成績

2012年 J2第2節 1-2● (H)
2012年 J2第26節 1-1△ (A)
2013年 J2第20節 1-4● (A)
2013年 J2第40節 2-3● (H)
2014年 J2第14節 0-0△ (A)
2014年 J2第28節 0-0△ (H)
2015年 J1(1st)第6節 0-0△ (A)
2015年 J1(2nd)第9節 2-2△ (H)
2016年 J2第19節 1-0○ (H)
2016年 J2第38節 1-0○ (A)
2017年 J2第14節 0-1● (A)
2017年 J2第28節 3-2○ (H)
2018年 J2第10節 1-0○ (H)
2018年 J2第35節 3-3△ (A)
2020年 J2第17節 1-0○ (H)
2020年 J2第24節 3-1○ (A)

通算のリーグ戦対戦成績は松本の6勝、山形の4勝、引き分けが6つ。松本がJ2に参入してからは8試合連続で白星なしと苦手にしていたが、一度目のJ2降格を経験した2016年以降は真逆に。8試合で6勝1分1敗、直近は5試合負けなしと対象的に得意とするチームになった。

昨季の対戦では、2試合ともシュート数では山形が松本を上回ったが村山智彦の好セーブもあり勝利している。特にアウェイでの一戦は、大野佑哉が初ゴールを決め、ショートカウンターから2得点を奪うなど完勝。松本としては、ホーム開幕戦で再現を狙いたい。


2.ホーム開幕戦の呪いを解け!

松本のホーム開幕戦成績

2010年 JFL前期第2節 ソニー仙台 0-2●
2011年 JFL前期第7節 秋田 1-2●
2012年 J2第2節 山形 1-2●
2013年 J2第3節 熊本 1-2●
2014年 J2第3節 長崎 0-0△
2015年 J1(1st)第2節 広島 1-2●
2016年 J2第4節 千葉 0-1●
2017年 J2第4節 千葉 3-1○
2018年 J2第4節 岡山 1-1△
2019年 J1第3節 浦和 0-1●
2020年 J2第3節 甲府 1-1△

上のデータを見てもらえば一目瞭然だと思うが、松本はホーム開幕戦にめっぽう弱い。Jリーグ参入後は9試合で5敗3分、わずか1勝である。もっと振り返って調べたところ、JFL時代も勝てていなかった。

春先の松本は雪が降るためアルウィンでの練習・試合はできず、毎年アウェイスタート。チーム自体も松本を離れて静岡など転々としながらトレーニングを積んでホーム開幕戦を迎えることが恒例行事である。それだけにコンディション調整等難しい部分が多く、成績が芳しくないことと無関係ではないだろう。

今年も例によってアウェイ連戦スタートとなり、今週からようやくかりがねでトレーニングが行われた。開幕を待ちわびているサポーターの前で、嫌な呪いを跳ね除けることができるだろうか。


3.田中隼磨×山形=負けなし

田中隼磨は長いキャリアの中で山形戦に13試合出場しているが、7勝6分と一度も負けていない。名古屋に在籍していた2009年~2011年に山形とは6試合行って5勝1分。松本に移籍してから7試合に出場して2勝5分という成績だ。

彼が出場して一度も負けていない相手は数多く存在するが、通算10試合以上対戦して負けていないのは山形だけ。不思議なジンクスではあるが、もし仮に田中隼磨が出場することがあれば注目したいポイントである。


4.石丸監督は松本に勝利なし

石丸監督の対松本成績

2013年 愛媛 1-1△(H)、0-1●(A)
2014年 愛媛 1-4●(H)、1-2●(A)
2016年 京都 1-2●(H)、0-2●(A)
2020年 山形 1-3●(H)、0-1●(A)

山形を率いる石丸監督は古巣対戦。松本でヘッドコーチとして2017年からクラブに関わってくれていて、昇格も経験している。昨季から山形の監督に就任し、前線のヴィニシウス・アラウージョというタレントを活かしながら手堅いチームを作っている印象だ。

そんな石丸監督だが、実は松本は大の苦手としている。監督として過去8度対戦しているが、一度も勝点3を得られていない。現在進行形で7連敗中とまさに天敵と言っていいだろう。恩返しは他の昇格候補から勝点を奪うことで問題ないので、この連敗記録は継続でお願いしたい。


5.古巣対戦

【松本】
高木利弥
阪野豊史
【山形】
石丸清隆監督
藤嶋栄介
藤田息吹

阪野豊史は2017年~2019年に山形でリーグ戦102試合29得点という成績を残し、エースとして君臨。2019年のシーズン途中に松本へ電撃移籍してからも、チームの中心として活躍している。しかし、松本に移ってからは古巣山形戦で得点は奪えていない。2016年の愛媛時代に2戦2発と相性は良い相手だけに、恩返し弾に期待したいところだ。

対する山形には選手として藤嶋と藤田が在籍し、石丸監督が指揮を執る。藤嶋はここまでリーグ戦2試合連続でスタメン出場し、完全に守護神の座を射止めた格好だ。藤田は開幕戦こそ先発に名を連ねたが、前節のヴェルディ戦はベンチ外。山田や國分など実力者を補強したボランチは激戦区だけにアルウィンで見られるかどうかは微妙かもしれない。


※データ引用元
・Soccer D.B.
・J League Date Site
・松本山雅公式サイト


Twitterもやっておりますので、よろしければフォローお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?