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【サクッと読める】J2第6節 松本山雅×ブラウブリッツ秋田 プレビュー

1. 松本は開幕から未勝利

まずここまでの今季成績を見てみよう。

【松本山雅】
21位
5試合 3分2敗 勝点3 得点1 失点5
【ブラウブリッツ秋田】
4位
5試合 3勝1分1敗 勝点10 得点6 失点3

両チームは対象的な開幕序盤となっている。松本はここまで開幕から勝利がなく、かつ得点もまだ1点しか取れていないという悲惨な状況だ。
一方の秋田はJ3優勝した勢いそのままに、千葉・京都というJ2の先輩格を打倒してきている。


■チームTopics

【松本山雅】
・リーグ戦2連敗中
・開幕からわずか1得点と深刻な得点力不足
・前節、前貴之が接触プレーで痛めて前半で交代。今節の出場は微妙か?
・複数離脱車が出ており、今節から復帰するメンバーもいそう
【ブラウブリッツ秋田】
・直近4試合負けなしと好調を維持
・チームトップスコアラーは茂平(2得点)
・鈴木、輪笠、田中、稲葉、増田、飯尾と6人がフル出場中。

秋田の歴史とメインスポンサーのTDKについてまとめられていてわかりやすかったのでご興味あれば。
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?327711-327711-fl


2. 対秋田は4戦3敗

秋田とはJ2の舞台では初顔合わせとなるが、実はJFL時代に対戦している。その時の成績はこちら。

第12回JFL前期第15節 1-2● (H)
第12回JFL後期第8節 3-1○ (A)
第13回JFL前期第7節 1-2● (H)
第13回JFL後期第14節 2-3● (A)

JFL時代に対戦した成績は1勝3敗と負け越している。この時代の松本の試合は見ていないので内容については細かく話せないのだが、とりあえず過去の相性は良くはないということは言えそうだ。

2010年のJFLを調べていて非常に懐かしい気分になったので少し脱線してお話を。
この年は、V・ファーレン長崎、ツエーゲン金沢、FC琉球、町田ゼルビアあたりも在籍しておりかなり群雄割拠の時代だったと記憶している。松本は7位というなんとも言えない成績だった。
ちなみに、同カテゴリーの佐川印刷SCの一員として活躍していた塩沢勝吾が翌年移籍してきて、松本のJリーグ昇格の中心選手となるのは面白い話である。

翌2011年は、松本がJ2昇格のきっぷを手にしたのでご存じの方も多いだろう。そもそもJFLからJリーグへの昇格条件はこんな感じだった。

Jリーグ準加盟クラブのJリーグ加盟の成績面の条件は「年間順位4位以上」かつ「準加盟クラブの中で上位2チーム」その上でJリーグ臨時理事会の承認を得られれば次年度からJ2に参入することができる。

2011年の松本の成績はSAGAWASHIGA FC、長野パルセイロ、町田ゼルビア似ついで4位。ギリギリで上記の条件を満たしてJ2への昇格が決まった。
宿敵である長野パルセイロとのダービーも実現し、松本の1勝1分できっちり倒して気持ちよく昇格を決めた。特に1試合目のホームでの対戦は、アディショナルタイム(当時はロスタイムだったw)に木島が決めて勝った劇的な試合。当時のJFLでは異例中の異例だった11,000人以上の観客が狂喜乱舞したのを覚えている。

だいぶ昔話が長くなってしまいました。書き始めたら止まらなくて。。。
秋田戦のプレビューに戻りますm(_ _)m


3. プランAでやりきれるか?

結論から言おう。今日の一戦みなさんにはぜひ前半15分までをじっくり見てほしい。理由は後ほど。

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前節のレビューを書いた際に、頂いたコメントをヒントを得て思ったことがある。

上記のツイートでも書いているが、柴田監督はプランAの作り込みは上手い。プランAというのは、相手を分析して弱点をあぶり出し、自分達の強みを活かすための作戦を立てるところまでだ。ここで僕が言いたいのは、相手にプランAへの対応策を見いだされた後のプランBがないこと。もっと言うと、相手が試合中に変化を見せた後のリアクションが苦手なように見える。

事実、水戸戦も前半は悪くなかったし、運が味方していれば2点くらいは入っていたかもしれない。つまりプランAがハマったということだ。

今節の秋田戦で注目したいのは、プランAで殴りきれるかどうかという点だ。自分たちが1週間で用意してきた対秋田の策をどれだけピッチ上で表現し、かつ相手がいる状態で成功させることができるか。もし策がハマったのならば、そこで得点まで奪い切ることができるか。

松本がどういった策を講じてくるのか、逆に秋田の松本対策はどんなものか、上手くいっているのはどちらで主導権を握っているのはどちらか。試合開始15分くらいまでは、両チームの選手の体力もあり、試合前のMTGでしっかりと戦術を確認した状態で臨むことができている時間帯だ。つまり、ここでは用意してきたものを出しやすい。

ぜひ柴田監督のプランAが何だったのか考えながら見てみてほしい。
僕も試合後のレビューではその点にも注目して書こうと思っている。


4. 古巣対戦

【松本山雅】
外山凌
【ブラウブリッツ秋田】
DF #2 谷奥 健四郎
MF #11 久富 賢
MF #33 飯尾 竜太朗
FW #9 中村 亮太


今日こそは勝ちたい......!!!!!!


※データ引用元
・Soccer D.B.・J League Date Site・松本山雅公式サイト


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