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2021松本山雅マッチレビュー

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2021シーズンの松本山雅を追いかけたマッチレビュー
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2021年9月の記事一覧

【勝って兜の緒を締めよ】J2第31節 松本山雅×ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー

スタメン 松本は6試合勝利から見放されている中で迎える一戦となる。前節の一発退場により出場停止の下川陽太に代わって宮部大己がスタメン復帰。伊藤翔が先発、好調の榎本樹・村越凱光がベンチに入りを果たした一方、鈴木国友がベンチ外となっているのは気がかり。負傷離脱でないことを祈るばかり。 対する北九州は6試合負けなし(2勝4分)と調子を上げてきている。うち3試合がクリーンシート、残り3試合も1失点と守備が安定してきているのが特徴的。シーズン序盤に見せていたような前からアグレッシブ

【怪我の功名】J2第30節 松本山雅×ツエーゲン金沢 マッチレビュー

スタメン 松本は4試合勝利なし。前節からは4人変更してシステムも3-4-1-2を採用。圍・宮部・河合・伊藤をベンチに置き、村山・外山・鈴木・山口を先発で起用してきた。山口一真は長期離脱後初のスタメン、榎本樹は今季初のベンチ入りとなっている。 対する金沢は11試合勝ちなしとこちらも長いトンネルから抜け出せていない。今節はアウェイの山口戦をミッドウィークに戦って移動を込みで中4日というタイトなスケジュールで迎える一戦である。 直近5試合の成績は両チームとも同じで、1分4敗。

【ジレンマ】J2第29節 松本山雅×東京ヴェルディ マッチレビュー

スタメン 松本は直近リーグ戦4試合勝ちがない。そして4試合中3試合で無得点と攻撃が機能せず、逆に11失点と守備が崩壊している。前節は京都相手に互角の戦いを見せて引き分け。トンネルの出口が薄っすらと見えたような気もしているが、そこから移動込みで中3日というタイトなスケジュールがどう影響するか。 対するヴェルディも調子が良いとは言えない。アウェイ8連戦を4分4敗と未勝利で終えると、9月1日に永井監督が成績不振という名目で退任。堀ヘッドコーチが暫定監督として指揮をしている。8連

【もぎとった未来への光】J2第25節 松本山雅×京都サンガFC マッチレビュー

スタメン 狙い通りの先制点序盤からテンション高く入った松本。磐田戦から中2日ということもあって、多少様子見ではいるかなと思っていた僕の予想を良い意味で裏切ってくれた。ボランチの安東を中心に前からプレッシングを掛けつつ、中盤で奪ってショートカウンターという狙いを徹底していく。 前半11分の先制点は京都のストロングポイントを逆手に取った形から。先程松本がハイテンションで試合に入ったと書いたが、京都は毎試合ハイインテンシティで入ってくるチーム。その肝となっているのは、縦に圧縮さ

【基準の差】J2第28節 松本山雅×ジュビロ磐田 マッチレビュー

スタメン 松本は中断期間明けから継続して採用していた3-4-1-2ではなく、3-4-2-1に布陣変更。また、前節から阪野豊史・外山凌・小手川宏基が外れて、伊藤翔・表原玄太・セルジーニョが入っている。伊藤翔とセルジーニョは移籍後初スタメン。 愛媛、大宮と残留争いの直接のライバルに連敗を喫したことで、いよいよ降格圏が迫ってきている状況。深刻なのは得点力不足で、2試合連続無得点に終わっている。その点で、攻撃の全権を託されるであろうセルジーニョには大きな期待がかかる。 磐田は中断

【でも信じてる】J2第27節 松本山雅×大宮アルディージャ マッチレビュー

スタメン 松本は敗れた前節と同じスタメン。ベンチには表原玄太が5試合ぶり、山田真夏斗が6試合ぶりに名を連ねた。 中断期間明けの秋田戦は4-1と快勝したが、延期となった京都戦を挟んで、続く愛媛戦は完封負け。17本ものシュートを放ちながら、枠内はわずかに3本とフィニッシュの精度に課題を残す結果に。 対する大宮は7試合勝利から遠ざかっている状態。特に前節岡山に敗れるまでは5試合連続で引き分けと勝ちきれない試合が続いている。好材料はどの試合でも得点が奪えていたことだろうか。また