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始発まで後20分なら
そう長くも感じない
横長いコンクリートが冷える朝
すれすれに流れ込む扉が開け閉めを繰り返す
「いってらっしゃい」ここから去る全てに
帰宅してスニーカーの靴紐を変えた
2時間ほど前のことを覚えている
麻痺はしていないけど くらくらしてる
会いたかった今この時を 抱きしめて
寝ても 大丈夫
むしろ飛び込みたいんだ いつだって
少し時間を眺め 目を閉じてみる

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