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詩うのたのしい No. 200 https://note.com/yukinout…

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詩うのたのしい No. 200 https://note.com/yukinouta/n/n8be837f83e94?sub_rt=share_pw Instagramでランダムに上げてます https://www.instagram.com/yknyui?r=nametag

最近の記事

紫陽花 417

何曜日に分けてでも味わって 夢もホラーも咀嚼しちゃって たんたんパラパラ噛み食めば 捲り巡る一瞬を並べるのにな 2時間前の出来事も思い返す やするように荒い息を整えて 急ぐ姿も猫の目で収めて会釈 あなた方は慌てて落ち着いて 慣れない環境で不器用な声で 仕方ないよ今すぐは会えない ちぐはぐ繋がるぱきぱき分割 笑っちゃうエモに目を閉じて 冷えたように隠してるんだよ 蒸し返し涕涙を垂れてもなお 開静時は那で派手に鮮やかだ

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      心臓を掻きながらさ 真に受けやすいのにな 気難しいんじゃなくて それなりに現実を見ようとしてるんだよ コーヒーとミルク 優しいね 脆くて苦いね 目一杯な朝 覗くと底は東京 白む空 鼻先に当たって その深さを和らげようと月は満ちた

      • 414

        寝惚けて 背中に甘えて蒸気が立つ ふやけて 目が眩んで 気になる未来に並んで そこは あかく あおく ちらちらと 色彩 混じる ひとりの中の ただひとつ それぞれの不安は その両手で足りていますか ぽつぽつ 24時間が仕方なく経つ 慣れない つたない それらの 身体の恥じらいを払って

        • 415

          吐息に焦げても 立ち篭める煙をも意味にして 今にも刺せそう 何処にしよう 目に飛び込む優しそうで 哀情で 出来る手段が削がれてるんじゃないか 落ちる火種は綺麗に落ちる 首を擦る 冷然たるや 喉のあたり

        マガジン

        • 1(1)
          195本
          ¥1,500

        記事

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          まあ引っ込み思案も ぶら下げて 揺らいで吹かれて どこ行くの 髪をひるがえして ほんの数日過ぎて 明日の予報が管に流れる 勢いに心が着いてこれる? 疑うほどには普段を信じてる 教え合うことも必要な理由を解いて そうして毎日を綺麗に染めてしまうの 無言に落ちた主張も目立ったくらい がたついた足元 背中を押されて 重いのも嫌だけど 軽いのも嫌 髪をひるがえして ほんの数日過ぎて まわる今日に手を振って 胸に全部は抱き締めきれなくて 距離感はふいに溶けて曖昧だけど 背中を押し

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          なんと言うかそこには 刹那に搔きむしっては 見失いそうになるとか ひと摘みで伝えられる 悪酔もほんのたまにね それも僕ららしいやつ 新春の候 同じ気持ちを持ち越し 君のことを考えながら また空白に描いてます

          411

          身体を銀が通り その時に放たれた 御鈴の余韻 白と赤じゃ決められないことは さて 手を合わせ 一旦置いといて そう あと少しが満たされないまま しばらく雨もやまず 流れる彩も 繋がり続ける 流れる耳鳴 「緒」

          410

          片側では受け止めきれないの 横殴りも然り土砂降りも然り さっきより身体が近づいたの 腕と手で肩が丸くなっていく 渇く夜に蒸し暑い私を置いた あなたと喋った気分になった 頼れるのは1秒後の未来だわ その身をまるごと投げ入れて 受け入れたり断ったりが続く

          409

          まずは甘えたいんだって 預けたいんだ、背中を抱いてって なにもかも、決めなくちゃいけない 歩けば行きたい場所は明確になって 互いに想いに違いに取っ散らかして 目に触れて 空間に記憶が走って 彼のなにもかもで、 忘れそうな何かが度々目を覚ます 甘えたいんだって 預けたいんだって この背中を抱いてほしくて取り乱す 歩けば行きたい場所まであと少しだ 互いに想いに違いに取っ散らかして

          408

          手に目にキラキラを塗った 寝ながら湿気を帯びていた 勘繰り解けない鎖で堕ちた 雨は弾き垂れるか空に帰る かと思えば私の影が柄って 出逢ったばかりのあなたが 何で引き留めようとしてる 胸に夜に撒かれた同じ粒子 もう一人で眠ることはない 映写機がくるくる回り狂う

          407

          緑はお喋りするみたいに揺れていた。 その影を借りて待ち合わせていた。 あれに続きがあるのかと疑いながら、 最近あった出来事を振り返ってみた。 目の前を流れる前に食べたくて だらだらスクロールしてしまう 露出を肌色に出掛けた真昼には 見惚れて時間軸が変形するかな だけど必要なかったみたい。 というよりも気付いたら忘れていた。 まさか、やっぱり続きを疑った。 瞬いてるって。 その手を受け取って、 歩き出したときには、既に。

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          好みばかりの植木鉢 家の周りを囲んだら そこに意味を問われた 説明と不要の中を見出して 其れなり 判別してきたんだ そこに否定が差し込んだか いや向かい撃つは殺虫剤を いや恋愛感情を やら人生観を構えた 語った それぞれ強さを掴みながらも 跳んでも もっと跳びたくなっただけ 浅い深い傷を とにかく空気で塞いでくれ また どうしてと言われても そこに意味を問われても 意味なんて無いよって 言ってよ

          405

          ある日は声を荒げ亀裂が走った もう何も綺麗じゃないこととは 一番に分かってる 迷いは濃色 意味も理解してる だからかな 合図を待ってたら 透ける現実 言葉のビスケット 小分けして 体へ心へ優しさを 食べている この声を聞いていたのは私自身 だからなのか綺麗じゃないのは 淀み いくつもの点を産んでは そればかりで埋め尽くしている 直線を引くような余裕は無くて ある日の声も斑点状に広がった それらが重なって出来る雲の積

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          違うことを 知らないわけじゃないんだろうけど 大きな溝ばかり覗いて その目で唾だけ呑み込んで ただ噛むだけ 味を知るだけ 時に愛情も歯向かうものだから 照らすよりも照らされて やたらと気持ちが浮つく あなたは 狼だったの? 頼ることだけを 手に全てに他に関わるためには 初めから難問を積み上げて ほら、分かる? って言うみたい それで探して 不正解だろうと だいたい欲しくなるのは正解だけで 得られるものじゃなかっただろうに からかって 笑ってしまう

          403

          枯れ木に透けて見える月 その下で大音量で流れた 弾けてる鼓動 あまい からい ソーダ水 照れ隠しか何なのか 知らないけれど ほとんど 彼との会話は 目が合わないんだよね

          402

          本棚 挨拶 味覚 経路 糖度の高い声に また堕ちて ここから見る星は数ばかり 視線は下を向く 魚が泳いでいる水中のことは 陸より知らないことだらけ 黙った世界で 聴こえないだけ 逆もしかりかな もっと名前があるからさ もっと名前で呼んでってせがむ 名があるのなら教えてよ 愛とか好き嫌いの関係を失くして ゲーム キス ハミング バード ねえ今から落ちる気があるのなら 愛とか好き嫌いの関係を失くした いつもの名前があるはずだからさ