【歯並び日記⑦クリーニングと型取り】
庭のライラックがつぼみをたくさんつけている。元々紫の品種だったと思うのだけど、どう見てもホワイティ。あなた白いライラックだったの?それともなんだか土が合わなかったのかな。そんな風薫る夕方。
ささ、忘れないうちにどんどん記録を進めよう。
5月中旬。
本日はクリーニングと装置の型取り。
装置と言っても、ワイヤーを通すブラケットのことではなくて、奥歯が内側に入っていかないように止めておく装置と聞いている。
まずは、2週間こよなく噛みしめてきたゴムをはずしてもらう。
クリーニング。汚れを水でおとす、機械で磨く、ブラシで磨く、歯間をフロスでお掃除。
その後、お待ちかねの歯茎マッサージ。この歯茎マッサージ!このクリニックで初めて体験した時は目が飛び出た。極楽とはこのことかと。
ゆっくりと歯茎に圧をかけていただくと、口腔内が多幸感に包まれる。
美容室でいうところの、「髪を整えていただくことを目的にしてきたはずなのに、肩や頭皮のマッサージを受けられてサイコー!」的なサービス。
マッサージの余韻に浸っていると、やってきた矯正歯科医の先生が奥歯(1番奥から2番目の歯)に輪っかをはめて何らかのサイズを確認。歯が締め付けられるような感覚。
「うん、よし、こうだな」と先生がうなずき、そのまま輪っかをはめた状態で型取り。
型取りと言えば。またもやピンクのあいつが現れる。ぐいっと押し込まれ、しばしの静寂を過ごす。少しでも舌が感知すると嗚咽するから、舌をフリーズさせるのがコツ。
まずは上。次は下。
再びゴムをはさみ、フッ素を塗って終了。
次回いよいよ装置をつけるとのこと。本日は保険適用で支払いは3000円弱。
次回から装置分の支払いが始まる。分割か一括か、カードか現金か。決めておいてねと再度声をかけられる。今のところ分割・カードと心づもりしているけれど。分割の場合、利息がつくのかな?
受付で確認したところ、クリニック独自の分割のため利息なし!即分割を希望。
新たに付けていただいたゴムをまた噛み締めてしまう。
この日まで外れずに2週間過ごせたところは、自然とゴムが取れてしまうことがあるよう。今回はそれならそれで、とのこと。(前回3日目で取れてしまってそのままになっていた箇所については特に何も言われず)
前回、噛み切ってしまった左下奥歯のゴムが今回は生き延びますように。
この2週間で十分歯と歯の間にすき間ができていたと思っていたのに、またもや歯が動く痛みを感じたのはその後2日間ほど。食べものを噛む時に痛いのだよ。
歯列矯正中にやせたという体験談を目にしたことがあるけど、分かる。痛くてモリモリ食べられないの。
でもきっと今回も、さらに数日過ぎれば慣れていく。身をもって理解してきた。人間の適応力・慣れの力を。
「変化」ははじめ「辛い」しかない。でも新しい「状態」に否が応でも慣れていく・馴染んでいく。あるがまま、そのまんま感じていくぞと意気込む私。少しずつ進んでいく中で着実に芽生えている歯列矯正er'S highなのであった。
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