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持ち歩く女と室外機置き場から広がる世界 -1-(おかわかめ通信第20号 2020/11/29)

「持ち帰る女」の記事を書いてから半年。私は、持ち歩く女になった。

どういうことかというと、
文字通り、おかわかめのムカゴを持ち歩くようになったのだ。

おかわかめ ツルムラサキ科。熱帯アメリカ原産。多年草。ミネラル、ビタミンAが豊富。ムカゴを土に植えると新しい株を育てることができる。


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(↑ 植えてから1カ月でこのくらい)

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(↑ 左のイモムシみたいなのがムカゴ)

というのも、先の記事を書いてから、「おかわかめ欲しい。育ててみたい」と言われることが増え、「ではまた会った時に」とか「送り先を教えてもらえますか」となるよりも、その場で渡すほうがいいことづくめなのだ。郵送費かからないし、相手の反応も見えるし、「この部分をちょんっと土に植えてください」って説明もできるし。そんでもって、後で「トリセツ」をSNSで送れば良い。

早い!安い!楽ちん!

手渡しは三文の得である。
(三文は100円ちょっとだから、実に、郵送費とトリセツ印刷費を浮かせる程度)

ちなみに、トリセツというのは「おかわかめ取り扱い説明書」の略称で、私が素人なりに栽培のコツを綴ったものである。

おかわかめ取り扱い説明書


第一、ムカゴは届いて感動するほど見た目が美しいものでもない。ちんちくりんのイモムシみたいなのが封筒から転がり出てきて、「これが、あの緑の葉っぱになるのかしら?」と戸惑う人も多いであろうから、手渡しして「こんなもんか!」と思ってもらうほうがよいのだ。きっと。

こうして、10月くらいからムカゴを持ち歩き始めた。

手渡しなら記念撮影もできる!

贈呈 (2)


最初は袋に入れて持ち歩いたのだが、ムカゴがつぶれたら悲しいので、ちゃんとセットを作ってみました。

じゃーん!

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家にあったヒロインメイクのミネラルBBルースパウダー(たぶん、大学の頃使ってたやつ。調べたらもう生産終了になってた)の容器に、我が家の室外機置き場から収穫したムカゴを入れ、持ち歩く。直径6.5㎝くらいのプラスチックケースで軽く、なによりムカゴがつぶれない!小袋も持ち歩き、いつでも手渡しできる体制が整った(2020年11月29日~)

遠く離れた土地の物もネットで買える、知らない誰かからも買える時代だけど、
うちのおかわかめを、おかわかめ話しながら手渡しするのもまたいいもんだ。と勝手に思っている。


* * *

みなさん、まちでお会いした際は、きっと持ち歩いていますので、お声かけください~
次回は「持ち歩く女と~~ -2- 」でこの半年にあったいろいろを書こうと思います。

今週もよい日々になりますように。

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