しんどいばかりじゃなかったんだと気づくこともある

 最近軽躁気味である。早い話が調子がいい。だからという訳ではないが、某SNSに新しくアカウントをつくり、そこに二十歳から以降のいろいろな写真をアップしている。要は大学生の時にしていたSNSをもう一度復活させてみましたよ的なものである。
 以前のアカウントは双極性障害と診断されてから1年経たないうちに閉じてしまった。何故かというともうそんなキラキラしたアカウントなんてやっとれんわ!くそっ!って思ってしまったからであった。SNS自体をくだらないと思ってしまったし、訳もなくイライラしていたから友達にコメントをつけられるのも嫌だったし、いいねをつけられるのも嫌だった。かといって無視されるのはもっと嫌だった。そんな精神状態でSNSなんてしていたら正気でなんかいられない。だからもう辞めるしかなかったわけである。
 先週からPCやスマホの中に残っている写真を順不同に思いつくままにアップしているのだが、これが楽しい。思っていた以上に楽しくて、この週末だけで50枚もアップしてしまった。
 写真をみながらその時のシチュエーションや気持ちをキャプしていくのだけれど、ああ、この時はこんなだったなとか、あんなだったなというのが思い出されてよい。心の整理にもなるというか。それにしんどい思い出しかないと思っていた時期にもキラキラした思い出が混ざっていたりもするのに気づいた。どうやら私はしんどい時にも何とか楽しもうとしていたふしがある。そんなことも分かった。というわけでこれはある種のリハビリだなと思いながらやっている。
 気持ちが落ちてきた時に続けていけるかどうかが課題である。しんどい時期にキラキラした思い出ばかりな訳がないけれど、キラキラした思い出を辿ろうとすることは無意味じゃないような気がする。いまが比較的調子が良いから思うのかもしれないけれど、可能な限り楽しいことを探して生きていきたい。そうなったときに新しく始めたSNSが励みになればいいなと思う。

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