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兵庫2区 公明党の前国土交通大臣、維新からの挑戦状にどうする? #83【選挙解説】


①兵庫2区のエリア

  • 神戸市

    • 兵庫区

    • 北区

    • 長田区

  • 西宮市(旧山口村・塩瀬村域)

    • 塩瀬・山口の各支所管内

②長年、議席を守った前国土交通大臣

兵庫2区は赤羽 一嘉前国土交通大臣の選挙区です。赤羽氏は当選9回の衆議院議員で現在は党の幹事長代行を務めています。
赤羽氏は2009年を除き連続で当選を果たし、党幹部を担っていますが、ここに来て維新の会が対抗馬を擁立しました。
今回は赤羽氏にとって正念場の選挙戦かもしれません。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。
公明【現職】赤羽 一嘉候補(65歳)[9期]
立憲【新人】舩川 治郎候補(56歳)
維新【新人】阿部 圭史候補(37歳)
共産【新人】武内 由美子候補(63歳)

④民間3名、自公の体制にひび割れ起こすか?

維新の会が医師、立憲民主党が元社長で連合の県連副代表、共産党が元会社員の女性を擁立する形となりました。
維新の会としては身を切る改革を前面に押し出し、党勢拡大を目指すため若手のエリート候補を擁立しています。
特に公明との全面対決の中で、最難関と思われる兵庫2区を取れるかが焦点でしょう。逆に公明党側は赤羽氏の議席が奪われれば、もはや関西圏全滅に等しい結果であるとも言えます。
党の幹部であり、選挙戦でも得票率で過半数ほどを安定的に維持していることから、兵庫2区の勝利は絶対条件です。
立憲と共産党はこの選挙区においては、立憲候補が連合出身のため、共産党との候補者調整は極めて難しく票割れが予想されます。
野党の支持を固めることさえ難しい可能性が高いです。
一方で赤羽氏が自民党の推薦をもらい、維新の会という保守政党の選択肢がある中で、自民党の票はまとめられていても、保守層全体に浸透するかは不透明です。
果たして今回の選挙戦は誰が勝利するか?注目の選挙戦ですね。


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