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ゾンビの富、休眠預金ってなに? あなたの使わないお金が日本を救う


休眠預金とは?

我が国には1億を超える人口と先人たちが築き上げたたくさんの預金があります。

日本は預金大国です。1人あたり1万円貯金していれば、総額は1兆円の貯蓄です。

その割合で言うと約50%、貯蓄に回すポートフォリオであって、
残念ながら一番リスクがあり、成長する可能性のある投資には
手をつけられていない実情もあります。


ここは新NISAやエンジェル投資を増やし賄いたいものですが、
今回は休眠預金の話がメインなので飛ばします。

さて欧米を余裕で超える我が国の貯蓄率は、
いくつか課題があります。

それは休眠預金です。

休眠預金とは長い間に引き出し記録がない預金のことを指します。

例えば初回限定で開設した銀行に1,000円入れてたけど、
結局使わないままでいたとか?

もしくは学生時代に関東の銀行でないと振り込みができない
ことから、銀行口座を開設して給料を受け取っていたりとか?

地方での転勤時に先方から地元銀行の口座を開設しろと言われ、
そこで給料を受け取っていたりとか?


このような事情があり、残念ながら使われてなかった銀行口座の
預金を使うのが休眠預金です。

休眠預金となる条件

では休眠預金となる条件は何でしょうか?

もし自分の預金を休眠預金として
後に政府や財団に使われたくなかったら、
ぜひ覚えておくといいでしょう。


まず9年以上入出金の取引がないことが前提条件です。

だからこそその間に一度でも取引があれば、
対象外にもなるのです。

そして休眠預金のうち口座に一万円以上あれば、
金融機関が預金者に郵送や電子メールを通じ、
預金者に届かないのであれば、金融機関がウェブサイトで公告し、
その結果、預金保険機構へ移行されるのです。

このプロセスがあるからこそ休眠預金の制度が保たれるのです。

ただ9年じゃなくても8年や7年でもいいんじゃないか?と
個人的には感じますが、そこは後の国会で話される部分かと思います。

ぜひ覚えておきましょう。

休眠預金は指定団体を通じて使われる

さいごに簡潔ですが、休眠預金の使途についてお話しいたします。

預金保険機構から交付されたお金がJANPIAで使われます。

そのJANPIAが資金分配団体を監督し、助成出資し、資金分配団体はJANPIAに
事業報告しなければなりません。

またJANPIAは活動支援団体に助成し、
活動支援団体はJANPIAに事業報告せえばなりません。

内閣府においてもJANPIAを監督し、JANPIAは内閣府休眠預金等活用審議会
に事業計画の申請と認可をいただきます。

つまりJANPIAはこのような団体と内閣府、機構のステークホルダーによって
厳格に管理されて、休眠預金を扱っているのです。

JANPIAが重視していることは主に3点です。

①国民、ステークホルダー(多様な関係者)への事業の透明性や説明責任
②事業の成果の可視化⇒社会インパクト評価の実施
③民間公益活動を担う組織の能力強化を目的とした伴走支援
(プログラム・オフィサーの確保と育成など)

JANPIA公式HP

さらに「優先的に解決すべき社会課題」としてJANPIAは以下の8つを書いています。


最後になりますが、詳細は以下のHPでどうぞ。


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