【報告】総裁選2024予想版、近く公開します
自民党総裁選とは?
自民党の総裁選とは自民党のトップを決める選挙であり、
自民党が日本で長らく政権を担っていることから、
実質の総理を決める選挙と言っても過言ではないです。
総裁選は自民党所属の国会議員と自民党員に投票権があり、
国会議員票半分と自民党員票半分で構成されています。
そのため党員人気だけでなく、
一定以上の議員人気が必要なのです。
【総裁選の特徴】
・議員票と党員票がある
・過半数を得られなければ上位2名の決選投票
・決選投票では議員票の方の比重が高い
この結果、2021年の総裁選では
党員票で人気のあった河野太郎氏が
わずか1票で岸田氏に敗れ決選投票となり、
岸田氏が総理に就任されました。
つまり議員票固めの方が実は重要なのです。
これは立憲でもイギリスの保守党でも
国民民主党でも言えることです。
【2021年の総裁選の各候補の得票数の特徴】
岸田文雄:岸田派の支持、麻生派のベテラン、茂木派の茂木幹事長と小渕戦対委員長、谷垣G、安倍派の松野前官房長官、高木国対委員長ら細田氏に近い人物 各派閥の半数
河野太郎:菅前総理、岸田派を除く各派閥の一部から半数、森山総務会長、斎藤経済産業大臣
高市早苗:安倍元総理、安倍派の安倍元総理の側近、二階派、茂木派、麻生派など保守に近い方
野田聖子:浜田国対委員長、二階派一部、渡海政調会長など
結果的に岸田総理が勝利しましたが、
果たして次回の総裁選ではこの指示からどれほど流動化するのか?
注目です。
今回の総裁選の特徴
今回の総裁選の特徴はやっぱり派閥がないこと。
カネと人事を切り離したことで、
総裁や幹部以外のポジションを目指す中堅若手は、
縛られることはないでしょう。
この点は前回の総裁選で動かれた党風一新の会と
似た動きになるかと思います。
詳細はこちらの東洋経済オンライン様の記事が
正確かと思いますので、詳細を読みたい方はぜひ!
難しい問題は総裁選の前の解散総選挙となることですね。
そうなると次期衆議院選挙で勝てる顔を仮に選ばなければなりません。
岸田総理ももちろん衆院と参院で勝利された総裁のため、
実績としてはありますが、顔として
どの程度考慮されるかが肝心でしょう。
宏池会は総裁候補を一致させられるか?
さて派閥が解散され、宏池会のメンバーは一致した行動が取れるかも
見どころです。
特にポスト岸田と言える上川外務大臣と林官房長官、
そして現職の総理がいる岸田総理の3名が派閥にいる中で、
宏池会が一致した支持を取れるかも焦点でしょう。
現職が出馬されるなら岸田総理ですし、
仮に出馬されないなら、林官房長官と上川外務大臣の
両方が出馬されるケースを避けなければなりません。
約45名いる宏池会の支持を1本化できるかが課題でしょう。
続きは正式公開時に
さてこの続きは後ほどのNoteで語りたいと思います。
現在、衆参の自民党の国会議員全員の名前と投票先を予想した
スプレットシートを作成中です。
北海道の国会議員から秋田県の国会議員までずらりと候補者と
名前の乗ったシートで、議員票の動きを予想し、
いずれ数段階に分けて公開できればとおもいます。
なお総裁選に出馬される候補者は以下の名前で想定しています。
【自民党総裁選2024候補者】
河野太郎(候補)
高市早苗(候補)
茂木敏充(候補)
上川陽子or林芳正(候補)
加藤勝信(候補)
石破茂(候補)
野田聖子(候補)
うち何名出るかはわかりませんが、
少なくとも要職を経験されたポスト岸田派
上記の方々でしょう。
そして現在の主流派と非主流派がそれぞれ誰を担ぐのか?
も注目されます。
また中でも大きく変わるのは高市さんの方は
安倍派が解散したことで、若手は自由に支持することは可能になったものの、
肝心の議員票をどれだけ上積みできるかも正念場です。
その1ヶ月後にもしかしたら総選挙かもしれませんので、
与野党ともに注目する総裁選でしょう。
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