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チョコケーキ。名前はまだない。どこで生まれたか…

見た目はほぼブラウニー。
だけどブラウニーではない。
形もこの形だし、味わいもチョコだし、似てるのはたしかなのだけど。

でも。
材料、配合、作り方、食感、食べ応えの違い。
こうも違ってくると、やはりこのケーキをブラウニーとは呼べません。

具体的には、
チョコレートとバターの濃厚な風味ながら、使う小麦粉はごくわずか。そのためサクフワでややしっとりの軽~い食感。
このホロホロとした軽い食感が、しっとりみっちり(時にどっしりの)ブラウニーとは大きく異なる点です。

また、小麦粉不使用チョコケーキ「トルタ・カプレーゼ」とも一線を画します。
トルタ・カプレーゼはその名の通り南イタリアはカプリ島発祥のケーキ。
小麦粉を一切用いず、チョコレート、バター、アーモンドプードルの風味豊かなこちらもたいへん美味なるケーキ。シンプルな材料で簡単に作れます。

今回紹介する名前のないケーキはアーモンドプードルを使わない分、トルタ・カプレーゼよりもさらにお手軽、気軽に作れます。
ただし、ポイントとなるのは全卵をしっかり泡立てること。
電動ミキサーを使って、それでも根気よく混ぜる必要があります。
ここがサクフワな生地に焼き上げるために大事なところです。
それ以外はとても簡単な手順で、どなたにもお作りいただけるケーキです。

にしても「名前のないケーキ」だなんて、一体何なの?と思われるでしょう。
こちらは、毎度おなじみ我が家の料理番長、夫R考案のケーキなのです。

夫R曰く「名前はさ、、トルタ・ブラウニーでいいんじゃない。」
いや!それだと区別してるようでできてない感じだから却下。
なんかね、名前とか一生懸命考えたりする人ではないです。
そこはあまりこだわらないみたいで。

とまれ、
チョコレートの濃厚過ぎず、さりとて満足感のある豊かな風味。
さらに天板1枚分につき使う小麦粉わずか15gという軽やかな生地。
老若男女問わず好まれるケーキと言えるでしょう。


材料

天板1枚分
・チョコレート 150g
・無塩バター 100g
・砂糖 150g
・卵 3個
・ココアパウダー 20g
・薄力粉 15g
・コーンスターチ 15g
・ベーキングパウダー 1g
・バニラエッセンス 少々
※チョコレートはカカオ60%くらいのものを使って。


作り方

下準備)
・卵は常温に戻しておく。今の時季なら2~3時間前に冷蔵庫から出しておくこと。
・天板にオーブンシートを敷いておく。
・ココアパウダー、薄力粉、コーンスターチは合せて振るっておく

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↑ 粉類を合わせて振るっておく。


1.チョコレートとバターを一緒にレンジにかけて溶かしてしまう。

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↑ チョコレートとバターをレンチンして溶かす。
中央に緑色のプチプチが見えるでしょうか?
刻んだピスタチオ(分量外)を加えてます。
お好みで加えていただいても。


2.砂糖と卵をミキサーで泡立てる。大きな卓上ミキサーで8分程、ハンドミキサーなら10分程、全体が白くもったりするまで泡立てる。

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↑ 我が家ではパン作りでも大活躍の卓上ミキサー。

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↑ これくらい白くもったりとするまで、
しっかり時間をかけて泡立てます。


3.ここでオーブンの予熱を始める。温度は170℃。
2の泡立てた卵に振るった粉類とベーキングパウダー、バニラエッセンスを加えてやさしくさっくりと混ぜ合わせる。

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↑ 粉類を加えて混ぜたところ。ゴムベラを使って、
泡をつぶさないようさっくりと混ぜる。


4.3の生地の1/4量ほどを1の溶かしたチョコレートとに加えて混ぜ合わせる。これをもとの生地に戻し入れて混ぜ合わせる。さっくりとやさしく泡がつぶれないように。

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↑ 溶かしたチョコレートとバターの中に
少量取り分けた生地を加えて混ぜる。
これを元の生地に戻し入れて混ぜ合わせる。

5.4の生地を天板に流し入れて170℃のオーブンで20分焼く。様子を見て時間を調節すること。

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↑ 天板に流し入れてオーブンで焼く。

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↑ 良い色に焼き上がりました~♪
チョコの香りがたまりません。

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↑ 粗熱が取れたら包丁で切り分けます。
表面がホロホロとしているのでご覧のように崩れますがこれでいいのです。

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↑ 焼き立てはふわっとしています。
手に持った感じも軽いです。

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↑ 少し時間が経つとフワサクッそしてしっとり。

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↑ 今回ピスタチオも加えて、
味と食感の良いアクセントとなっています。
ピスタチオ加えるのはおすすめですね~♪

ブラウニーのような見た目ながら軽やかな食感が特徴です。

ミルクを添えてお子さんのおやつにもいいですね。

ひかえめな食べ応えですから、ディナー後のデザートにもおすすめです。
上品なカットでお皿に盛り付けて。
寒い季節にはヴァンショーのお供にいかがでしょうか。

もちろん珈琲、紅茶のお供にも。優雅なティータイムになりそうですね。


特別な材料も複雑な工程もありません。
全卵をしっかり泡立てるところがポイントと言ったところで、
簡単に作れるケーキの部類です。

ぜひお試しください。


今日もお読みいただきありがとうございます。
それではまた。


夫の料理シリーズ


ケーキ、パンも色々作ってます。


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