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夫の料理#16 ガット・ディ・パターテ

これからの季節にぴったりのオーブン料理を紹介します。
メイン食材はパターテ。ジャガイモです!

ガット・ディ・パターテはナポリの家庭料理。
ジャガイモをケーキのような形に焼くことからこのような名前に。

ちなみにイタリア語でガットと言えば猫。
猫はGatto、こちらのガットはGatto’

このガットはフランス語のガトーGâteauに由来します。
翻ること18世紀。ナポリの人々が作っていたこの料理を、その地に住むフランス人達に紹介する際にガトーと言ってたのが、次第に訛ってガットとなったそうな。以上夫Rによる蘊蓄。

夫R曰く「本場のレシピは、ナポリのサラミ、水牛のモッツァレラ、スカモルツァ・アッフミカータなどを使うのだけど、日本で揃えるのは大変だからね。お財布に優しくないし。」

ということで、今回紹介するのは簡単に手に入る、ほとんどがお家にある材料でできる、夫Rオリジナルのレシピです。

手順も意外と簡単なので、どうぞお気軽に作ってみてください。


材料

4人分 直径約20㎝の耐熱皿を使用
・ジャガイモ 450g
・シュレッドチーズ 70g
・塩 小さじ1/2
・コショウ 少々
・ナツメグ 少々
・オリーブオイル 20cc
・ウインナーソーセージ 5本
・玉ねぎ みじん切りにしたものを小さじ1程
・卵 2個

※ナツメグはなくても大丈夫です。
※オリーブオイルはエキストラバージンを使います。
※ウインナーソーセージの代わりにベーコンでも可。


作り方

1.ジャガイモは皮付きのまま茹でる。茹で上がったら皮を剥いてマッシュする。ソーセージは1㎝程に切る。オーブンの予熱を始める。温度は200℃。

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↑ ジャガイモをマッシュ。


2.大きめのボウルに1のジャガイモ、チーズを半分の35g、塩、コショウ、ナツメグを加えて混ぜ合わせる。

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3.フライパンにオリーブオイルを熱して、玉ねぎと1のソーセージを1分程炒める。これをオリーブオイルごと2のボウルに加えて混ぜ合わせる。味見をして足りなければ塩を振る。

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4.耐熱皿に3の具材を移し入れ、表面をなめらかにして卵用のポケットを2か所作る。そこに卵を割り入れ、残りのチーズをのせてコショウを振る。200℃のオーブンで20分~22分焼く。様子を見て時間を調節すること。焼き上がったら、粗熱が取れてから切り分ける。

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↑ 卵ポケットに卵を割り入れる。

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↑ チーズとコショウをかけてオーブンへ。

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↑ 焼けました♪

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↑ 卵のところ♪


ジャガイモの滑らかさとホクホク感が混じりあうやさしい食感、絶妙なチーズのコク、そして卵のほっくりとしたボリューム。

ハフハフ、ウマウマのオーブン料理が恋しい季節にいかがでしょうか。


以下は夫Rの補足。

本場ナポリのレシピは、耐熱皿にバターを塗ってパン粉をちらし、具材を入れてその表面にもまたパン粉とバターをのせて焼きます。
焼き上がったら、まさにケーキのように型から外して切り分けます。
ただ、それだとやや重い食べ応えになってしまうので、僕のレシピではパン粉とバターを使っていません。


日本のご家庭でも作りやすく、馴染みやすい味わいの夫R特製「ガット・ディ・パターテ」
ぜひお試しください。


今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた。


夫の料理シリーズ。前回はこちら。


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