【考察】ドラマ「チャンネルはそのまま!」第3話、ルタオのケーキ

純粋に楽しむのもいいけど、無駄に考察するという楽しみ方。



TEAM NACSはもちろんオフィスキュー総出演で、水曜どうでしょうディレクターの藤村さん嬉野さんが制作に携わっているHTB開局50周年記念ドラマ「チャンネルはそのまま!」が3月18日より北海道で5夜連続地上波放送されています。
好きな方々がたくさん関わっているこの作品、もちろん僕も見ています。
HTBをモデルに描かれたテレビ局がテーマのマンガを、HTBが実写ドラマ化、しかも本物の社屋を丸ごと使って撮影、という企画からして面白いドラマ。
バカ枠採用の新人記者を中心とした物語。

今回考察するのは、ネタバレにもならないくらい本筋とはあまり関係ないお話。



チャンネルはそのまま!第3話
舞台はテレビ局。
営業部の職員と、報道部の職員が険悪なムードに。
営業部としては「CM契約していただいた企業の商品を番組内でも取り上げて欲しい」という意見。
それに対し報道部は「情報は偏見なく正しく視聴者に届けるべきであり、お世話になっている取引先の商品だからといって偏った番組内容にする訳にはいかない!」と強く意見するのです。

なるほど・・・( ̄- ̄)と考えたのです。
たしかに「お金もらってるから『素晴らしい』と紹介する」と考えると、視聴者としては番組を信用できなくなるかもしれないなぁなんて考えてしまいます。



そんなやや緊迫した内容の放送で。

ドラマの中に北海道小樽の洋菓子屋LeTAOのドゥーブルフロマージュというチーズケーキを美味しそうに食べるシーンが映ります。
そしてその後、ドラマの合間に入るコマーシャルでもLeTAOの宣伝が入りドゥーブルフロマージュが映るのです。





……え!?Σ(゚д゚lll)



それ、ダメなんじゃないんかい!!笑





まぁHTBさんのことだから深く考えてないだけかもしれないですし、もしくはちょっとした遊び心なのかもしれませんが(笑)
ものすごく挑発的というか、挑戦的というか、視聴者に訴えかけるというか問い掛けるというか、そんな演出にも思えたのです。

なるほど( ̄- ̄)とまた考えたのです。
ドラマを見て「あ、このお菓子、どこのなんて名前のお菓子だっけ」と思った人にとってはLeTAOのCMが入れば「あーそっかLeTAOのやつだ、今度食べよう」と情報をもらえてありがたいことです。
HTBさんがLeTAOの商品を評価して、LeTAOもHTBを評価して広告を出し、視聴者はHTBもLeTAOも好きになり……ポジティブな感情が循環しているように思えます。誰かが特別大きな損をしている訳ではない気がします。
お世話になっている身近な人を大切にしてお礼を返すことは、昨今失われてきている昔ながらの健全な関係のようにも思えるのです。



「お金」と「広告」の話。
まぁ白か黒ではっきり答えを出せるものではないと思います。
テレビ局もバランスをとる必要があるし、視聴者も情報の正確性を判断する意識を持つことが大事です。



でも。
藤村さんあたり「そんなのめんどくせぇよ」って言う気がするんです。いや、勝手な想像ですけどね(笑)
HTBさんって、裏がなさそうというか、この人なら騙されてもいいかな、とさえ思わせる雰囲気があると思うんです。よく言えばおおらかな道産子の心の広さ、悪く言えばてきとーさが滲み出ている気がするんです(笑)
「なんもなんもー」って言ってそう。
「この前ルタオさんによくしてもらってさー、したっけさ、あんたも小樽行ったらどーぶるふろまーず? 食ったらいいっしょ、がははは」みたいな。
「チャンネルはそのまま!」でいうところの「バカ」でございますね(笑)



そんな本筋とは関係ないところまで面白く感じてしまう!
様々な遊び心満載のドラマ「チャンネルはそのまま!」
本日3月22日、北海道地上波放送、最終夜です!
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