見出し画像

3倍速で願いが叶う気がする話(1)

「まずは見出しを考える」「見出しで記事の全てが決まる」――

インターンの時から言われ続けたものの、今も表したいことを言語化できず、本文から書き始める癖が抜けていない。

2020年のこと振り返ろうかな~とか、その前のタイのことも振り返れてないしな~とか、いろいろ考えたけど、考えても時間だけが過ぎていきそうだから、とりあえず指を動かしている。

なりたい!を叶えたい

時を戻して2020年1月、タイ・チャチューンサオの「願いを3倍速で叶えてくれるピンクガネーシャ像」に会いに行った。

画像1

その時のお願いしたのは、


「某大手マスメディアで働けますように」

画像2

3回生の冬にインターンに参加してから記者やマスコミという仕事をする人に憧れ始めた。しかし、4回生の時の就活で春採用も秋採用も通過できなかった。そのあと、紆余曲折して運よくタイに来た。マスコミに関わりたいという思いは1年経っても変わらず、2020年2月末に日本へ帰ってからリベンジする予定でいた。

6月、リベンジの時が来ても、私の思いは届かなかった。おまけにコロナ禍で秋採用の募集は無くなった。それ以降は、何を目標にしていいのか分からなくなった。

思い返すとあのピンクガネーシャは、「私の人生のテーマ」達成を私が私らしくいられるような形で3倍速にして叶えてくれているような気がしている。

実は、8月から友人の紹介で、マスコミ関係の仕事に関わることができたのだ。

人生のテーマをどう達成する?

「誰にとっても生きやすい社会をつくる」方法

「生きにくさ」を感じる人がいるのは、世の中には他者の「生きにくさ」そのものを知らない人がたくさんいるからではないか。より多くの人が他者の「生きにくさ」について知ることができれば、誰にとっても生きやすい社会の実現につながるのでは?

――と、思ったのがマスコミを志望した理由だった。

(本当におこがましいが)
実際に記者として働いてみると、組織が「企業=利潤を求める」立場である以上、①「正しさ」を発信することだけでは完結できない世界②「鮮度」「知名度」「取れ高」がものをいう世界③媒体にもよるが、受け手の顔が見えない、一方通行で短期間で消費されてしまう世界――だという現実を突きつけられた。

いや〜、学生の頃にそれが分かったらな(笑)もっと世の中のことを知っておくべきだった。


私にとって

記者になりたい、マスコミで働きたい=「使命感」

使命感だけで記者を志した私にとって、

今自分が何をしているのか、やりがいをどこに見出すのかーー働けば働くほど見えなくなっていった。

一方で、ぼんやりとした私の人生のテーマだったのに、テーマの輪郭が見えてきた気がした。

自分の働き方を何度も何度も考える中で、アメリカの大統領選、EUとイギリス、タイやミャンマーで起こるデモ、世界はもちろん、日本でもはっきりと浮き出てくる格差…。

世界が分断していくのを日々実感し、

・多くの人と同じ価値観を共有することなんて不可能

・一方的に発信することはもう通用しない社会

だと理解した。

いま、これまで権力を持っていた「大きな組織」の力が弱まり、ますます「個」の力が強まっている。国際機関、政府、マスコミ、SNS――大きなものほど、その存続が危ぶまれている。

コロナ過で各国は自国のことで精一杯、国民の政府への不満は募るし、オールドメディアの影響力も弱り、TwitterからParler、Telegram、Clubhouseへと拠点を移す人々。

コミュニティが小さく、細分化されていく中で、他者について理解する機会をどうつくればいいのか。

その判断材料となったのが「spark:ときめき」だった。


――つづく!




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?