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「男性も育休とれるかな~?」「いいとも~!」への時代転換

2021年6月から、男性の育休が促進されるように法律が改正されました。人手不足な日本でも育休をみんなが笑って「いいとも~!」と言ってくれる時代は訪れるのでしょうか?
日経電子版の記事を参考にしながら考察していきたいと思います。

デンマークの研究に学ぶ成功ポイント

今回、参考にするのはこちらの記事です↓↓↓

この記事によれば、2つのポイントを押さえたスムーズな人員調整が成功要因だそうです。

①準備期間
育休は、突発的な体調不良とは違っていつから取得するか予定が立てやすいです。育休期間を企業側が前もって知っておくことで、
・「この人の穴はこれくらいの期間だから、この人員で対応しよう」
・「この時期からいなくなるから、この時期くらいから募集を始めて、このくらいの引継ぎ期間ができるように採用しよう」
などの準備期間が設けられます。

②仕事内容・対応方法
みんなが同じ仕事をできるようにする、といった組織の作り方が重要です。特定の人しか対応できない仕事が増えると、欠員のダメージが大きくなってしまいます。休みたいときに休める、という状況を作るにはある程度欠員する人の業務を把握し実行できることが、パフォーマンスの維持に繋がります。

日本に当てはめられるか…?

上記を踏まえて育休対策を行なえば、育休の取得が中小企業の業績悪化にはつながらない、という結果が出ているとのことです。
とはいえ、日本とデンマークでは土地も言語も文化も全く別物。
実際日本で同じ状態に持っていくことはできるのでしょうか?

心配事:人口が減っている
いまや国際的な問題ではありますが、とりわけ日本では今でも「人口減少」というフェーズに突入しています。つまり、育休があろうがなかろうが人員不足という状態が長らく続いている、ということです。日本で男性の育休が嫌われる理由の大きな要因です。
この状態で、育休による欠員が出てしまうと…という懸念がぬぐえない以上、日本に文化として浸透させるのは難しくなってくるかもしれません。

時代の流れに乗って効率よく、バランスよく

日本に当てはめた場合、おそらくデンマークのやり方そのままでスムーズに導入するのは難しいのではないかと感じます。
ならば、どんな点を工夫すべきなのか、日本で導入しやすいように加工してみましょう!

加工:DXの導入
DX(デジタルトランスフォーメーション)って皆さんご存じでしょうか?簡単に言えば、アプリやロボットなどで仕事を効率化させることです。つまり、人間が作業する工数を減らすことによって、仕事の数を減らしていく作戦です。
人口が増えない以上、比率を減らすには工数を減らすのが一番ですね。これが広まれば人員に余裕が生まれ、育休の取得もどんどんしやすくなっていくのではないでしょうか。

まとめ

人口が減っている今でも、やはり働き方改革と同時進行で男性の育休も推進したいところ。何よりWLBが重要ですからね♪
人手不足を埋めるDXをいち早く進めて、誰もが休みたいときに休みをとれるような時代になればいいな~と思います。

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