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男が萌える「私にはあなたしかいない」というパワーフレーズ

コロナ禍で平日ルーティンに組み込まれたのが「朝ドラ」である。

現在、NHKBSプレミアムでは
7:15~ あまちゃん再放送
7:30~ らんまん

と豪華二本立てで、前半はニタニタしながら、後半はたまに涙ぽとりとさせながら朝ごはんタイムを楽しんでいる。

本日も天野あきちゃんが所属するGMTの
♪暦の上ではディセンバー、でもハートはサバイバー♪
を聞きながら、
「相変わらず、意味不明~」

と言いながらもついつい口ずさんでしまう歌を作る、クドカンってすげ~よ独り言を言いながらもぐもぐ。

そして、次なる「らんまん」。

万太郎がお世話になっていた東京大学の出入りを禁止され、尊敬する人たちがいる博物館も大学とずぶずぶだからという理由で出入りを断られ、さあ、土佐に帰るしかないか・・・と行く手真っ暗のときに届いたロシアの博士からの手紙。

万太郎の植物画を絶賛し、誰よりも万太郎の実力を認める人からの手紙に、万太郎はロシアへの思いがつのる。が、そばにいるのは身重の妻。

さあ、どうしよう、でも自分の夢は諦められない
「ロシアで研究をしたい!」と渾身の土下座をしながら妻に頼む万太郎。

今の時代であれば、海外赴任に妻が付き添うのはさほどハードルは高くないだろうが、あ、いやロシアは危険か。まあ、そのあたりはおいておいて、明治初期に英語も通じないロシアにいくなんて、しかも子ども一人、おなかに一人と不安だらけであろう。

普通だったら

「無理よ。子どもはどうするの?言葉もわからないのに、わたしだって知り会いも友達もいないところでどうやって生活するのよ!」

とヒステリックに叫んでもおかしくない。

が、こういう後世に名を残す人の妻というのも肝が据わってるんでしょうな。

「何があっても離さないで。わたしにはあなたしかいないの」

ズキューーーン!
ハートを撃ち抜かれた!!!

まあ、その前にこれだけは約束してと
1.子どもはここ(日本)で生みたい
2.お母さんに会っておきたい
3.言葉もわからないところにほおり出されたらとっても困る

からの
「何があっても離さないで。わたしにはあなたしかいないの」

しつこく2回書く。それくらい刺さった。
「こんなかわいい嫁と子どもがいて離すわけないじゃないか!」
ともはや気分は万太郎でテレビに向かっておすえちゃんに返事をしたくらい突き刺さった。

やっぱりいつの時代も男という生き物は頼られるとたくましくなるもの。
男らしさ女らしさとか今のジェンダーの世の中、そういうことはいっちゃいけないとはいうけれども、やっぱり女の弱さというのかな、そういったところを見せたら男は守らねばと思い、強くなるんじゃないかと、この言葉をいったあとの万太郎の決意の目をみて思った。

バックパッカー時代、一人でなんでも決断して、困難を乗り越えた経験がいい意味でも悪い意味でもその後の人生を大きく左右し、なんでも自分で決めて、調べてやってしまった結果、男友達ばかり増えた20代。

たとえば、瓶の蓋があかないとき。ガスコンロで蓋の部分をあたためてあけてしまったり、電化製品の配線も調べてちゃっちゃとやってしまったり。

「あ~あかない!あけて」
「配線ぐちゃぐちゃ、やって」

と甘えられるような女だったらモテたのだろうか。
いやいや、結構、便利な女ですよ。私。

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