京都～名古屋間の今だけ景色

本当は田植え前の水をはったばかりのころが青空と真っ白い雲がキレイに映り込んで、美しいのだが、田植えが終わり、苗がぽつんぽつんと彩りを添えているのもまたいとおかし。

というわけで、仕事そっちのけでカメラのシャッターを切りまくっているのだが、これぞ！というのがなかなか撮れない。高速で動いている新幹線から撮るのも至難の業だが、それ以上に鏡張りのようになっている箇所が少ない。今年は苗が成長するのが早いのかもしれぬ。

いや、藻がはっているところも多いところを見ると、気温が高すぎて藻が成長してしまったか、はたまた薬剤いれすぎで藻だらけになっているか・・・なんて考えているうちに名古屋到着。

梅雨前の今の季節がすこぶる気持ちがいい。まだそれほど緑も多くないから、地面に映る葉のグラデーションがきれいだし、田んぼミラーが美しいし、吹く風も心地いい。

今年も梅雨とは名ばかりでスコールのような猛烈な雨がどさっと降って、あっという間に灼熱地獄になるんだろうな…日本の古き良き原風景を見ながらため息をつきつつも、いかんいかん、今この瞬間を幸せに思え！と一人叱咤激励する新幹線の中。

「シャッター音が連続でなったり、笑ったり、ため息ついたり、落ち着きがない子だな」という目線を隣のおじさんから投げられたSWork席。