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緑とイノベーションの融合ってなんなのさ

「まちでの出会いが、様々な価値を創造し、持続的にみんなと社会全体を良くしていく」こと。これがグラングリーン大阪の目指すまちづくりです。

グラングリーン大阪

ずっと工事の塀で覆われていた大阪駅周辺の再開発エリアがようやっと一部オープンした。真鍋大度による新作個展が無料であるというし、平日の空いた時間で行ってみた。

ニュースでなんとなくイメージはついていたが、まあ、こんなもんかというのが第一印象。

ワクワクもしないし、うわ~すげ~と感動するわけでもない。
「キレイな街ができたもんじゃね~ばあさん」
と老夫婦だったらこんな会話をしたであろう。

人口あたりの都市の緑率最下位だった大阪だが、グラングリーン大阪ができて最下位から脱出できたという。最下位はどこになったんだろうか。

確かに緑が増えた印象はある。移植したてだからスカスカ感は否めないがそこは年月とともに木々が大きく育ち、日陰も作ってくれるだろう。が、現時点では日影もなく、作った感満載で歩く気もおきない。こんなに一所懸命に緑を増やそうとしている大阪だが、一方では山を切り崩してニュータウンを建設しているのもあちこちでみられる。

人口減少しているはずなのに一戸建てを作るために山を崩すのもどうなのかと思うが、緑を植えたり、破壊したりとほんとにわけがわからない。

一応屋根もある。ライトがついているところをみると各種イベントで盛り上がるはずであろうエリア。その先には、近未来の建物と一時人気だった梅田スカイビルもある。

グラングリーン大阪ができる前はでかい建物だな~と思ったものだが、周りにこうも高いビルがたっていくと、小さくなった気がする。年をとると縮むとよくいうがビルも縮むのか?そんなわけはないが。

梅田スカイビルの手前に芝生がひかれ、噴水も出るであろう浅い水たまりもあり小さい子たちが遊んでいる。

なんだか新しい街を作るときに定番となっているものを取り入れているだけだからか既視感しかない。

オープンテラスも設けちゃって、おしゃれ感を出しているものの、暑すぎて誰もいないし。ビルの横にちょこんと飛び出した三角エリアも何に使われているのかよくわからないし。

このアート作品もどこかで見たことがあるかも・・・と作者をみてもわからないし。

どうもいろいろ中途半端だ。

万博の大屋根リングか?と思わせる遊歩道もあったりするがそれも単におしゃれですなというくらい。

まだ工事中のエリアがあるから、ここが完成したらものすごいことになるのだろうか・・・あまり期待できないが完全体を少しは期待しよう。

それにしても冒頭に記載したコンセプトがよくわからない。万博のコンセプトも「いのち輝く未来社会のデザイン」とわかるようなわかりにくいコンセプトで、一体なにをやらかしたいのかわからない。

グラングリーン大阪も東京の会社が入っているはずなのだが、大阪の土地に入るとややこしくしたくなるのだろうか。もっとストレートにわかるコンセプトにすればいいのに。

緑にまみれたい大阪
緑あふれる風景が広がる大阪
大阪駅前に広がる緑とイノベーションの融合

と考えてみたが、3番目はなんのこっちゃだな。緑とイノベーションが融合したからなんなのさ~。港のよ~こよこはまよこすか~♪となんなのさ~となるとつい歌ってしまうアラフィフである。

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