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人生いろいろエッセイ

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#写真

目の周りが赤くて白い首に黒いラインがあるツル

デジタルじゃない頃は、現像しないと写真が見られなかった。カメラ屋さんにフィルムを持っていき、早ければ次の日には現像が完了。写真が入った袋を開けるときは、どんな写真が撮れているかワクワクしたものだ。 そのあとは写真整理。毎日日記を書くくらい、書くのが好きなもんだからいちいちコメントを書きながら写真を整理していく。A4サイズのアルバムがどんどん増えていく。 そして現在。スマホで手軽に撮影でき、現像しなくてもその場で確認。あとはクラウドに保存しておくだけで二度と見ない。 どっ

東京駅でDo you want me to ~

東京駅の丸の内出口を出た瞬間、照り付ける太陽がまぶしい。 足元からじりじりと熱さが体に伝わり、日陰に早く移動したいと思うも、東京駅にくるとどうしても美しい赤レンガがみたくなって皇居に続く真ん中の道を歩いてしまう。 暑いだろうなと外に出た瞬間、目線の先にゆらゆら揺れるもの発見。 かげろうが見える・・・と思っていたら、なんと水盤。 横にあった看板をみると見た目の涼しさと打ち水効果を狙った東京駅の夏の風物詩だそう。 しかもこの水盤、縦22m、横15mとかなりの大きさがあり左右

岡本さんを忘れない

2020年4月の緊急事態宣言が発出される3か月前。 当時、契約で働いていた会社は政府が主導していた東京五輪期間の「テレワーク・デイズ」に協力するため、派遣、契約を含むすべての従業員にノートPCを貸与していた。 ノートPCを自宅にもっていけばいつでもテレワークできる体制を整えていたものの当時は会社で仕事をするのが当たり前だったため、毎回、ノートPCをセットして就業時にはロッカーに施錠して帰るのがめんどくさいと思っていた。 しかし、これが功を奏し、緊急事態宣言が出るのではな

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しだれ梅のしだれっぷりが圧巻

どっしりと構えたかっこよすぎる男であり一度目にすると気になる美しい女でもある日本で一番有名なあの人

冬晴れの日の東京のいたるところから遠くにその美しい姿をちらり、高層ビルの間からも悠然とその姿を見せる。東京に住んでいたときは毎日とはいかないまでも、気まぐれにお姿を見せてくれた。 それが大阪へ引っ越ししてからというもの、とんと見られなくなった。 大腸がん検診のときに前日から絶食を言い渡されると、普段はそんなに食べたいと思っていないものでも急激に何でもかんでも食べたくなったり、そこまで行きたいと思っていたコンサートでもなかったのに、チケットが取れないとなると何がなんでも行き