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人生いろいろエッセイ

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2024年5月の記事一覧

トナラ―されない

トナラ―:ガラガラに空いているのに隣の席に座ってくる人 トナラ―という言葉は知っていても経験をしたことがない。気づいていないだけかもしれないが、隣に座られてなぜ?とは思ったことがない。 その反対はよくある。 バスの後部座席の二人掛けシートの窓際に座っていた時の事。 ほぼ窓際が占領され、次は隣の席が埋まり始める。 が、なかなかわたしの隣を選ぶ人がいない。 とうとう横にいるおじさんとわたしの二人だけが一人で座っている。 そこに30代前後とおぼしき女性が乗ってきた。当然、わ

葉もれび

新緑が美しい季節、青紅葉狩りなどなど、散歩したくなるフレーズがテレビや雑誌、ネットにあふれる。 25度前後で寒くもなく、むちゃくちゃ暑いわけでもなく、窓をあけているだけで気持ちいい微風が入ってくる梅雨前のこの時期が好きだ。 気持ちいいな~と思いながら、緑のトンネルの中を歩いて出会うのが葉と葉の間から日が差し込み、葉の形を映し出す、まさにこの天然のレンズ。 日の差し込み方や、風がゆれるたびに変わる影の模様。これらを見て歩くだけで楽しい。夏になって葉が生い茂りすぎると日があ

目の周りが赤くて白い首に黒いラインがあるツル

デジタルじゃない頃は、現像しないと写真が見られなかった。カメラ屋さんにフィルムを持っていき、早ければ次の日には現像が完了。写真が入った袋を開けるときは、どんな写真が撮れているかワクワクしたものだ。 そのあとは写真整理。毎日日記を書くくらい、書くのが好きなもんだからいちいちコメントを書きながら写真を整理していく。A4サイズのアルバムがどんどん増えていく。 そして現在。スマホで手軽に撮影でき、現像しなくてもその場で確認。あとはクラウドに保存しておくだけで二度と見ない。 どっ

珈琲ゼリー好きを刺激するゼリークラッシュ

小学生のころ、お母さんがコーヒーゼリーにフレッシュをいれておいしそうに食べるのをみてものすごく食べたかった。 だが、お母さんは コーラ―を飲むと骨が溶ける 子どもが珈琲を飲むとガンになる と、かなり無茶苦茶な嘘をつかれたせいで、コーヒーゼリーが食べられなかった。真っ黒いキラキラ輝くゼリーに真っ白いミルクがかかった魅惑の食べ物。缶詰のみかんの具がはいったゼリーもそれなりにおいしかったが、食べられないとなると無性に食べたくなる。早く大人になりたいと思った。 そして待望の大

スクランブル交差点に負けた岡本太郎

渋谷駅が昔の新宿駅みたいにあちこち工事していてわけがわからない。井の頭線の場所がわからず右往左往してしまった。 やたらおしゃれになった井の頭線方面の通路を歩いていくと、窓ガラスにへばりつく外国人たち。そばには旗をもった添乗員。 なになに?最近、問題になっている富士山がみえるコンビニ並みの何か外国人たちの心をとらえて離さないものがあるのか?と近寄っていくと スクランブル交差点。ちょっと遠い気がするが、撮り方とかあるんだろうか?と外人たちのスマホをのぞきこむが、みんなこんな

青いバラはなぜいやらしく挑発的なのか

バラの香りが漂う季節。 梅雨前の今の時期は、ちょっとムシムシするときもあるが、23~27度くらいのちょっと暑いなくらいの気温で散歩するのにちょうどいい。 大阪でバラといえば、靭公園や中之島公園が定番だが、個人的に好きなのが淀屋橋から肥後橋方面に川沿いに敷設された中之島緑道。 時間帯にもよるが平日の午前中はほとんど人が歩いていない。こころゆくまでバラを楽しめる。 バラを見ると思い出すのがBlue Rose。 初めて知ったのは工藤静香がガーターベルトを装着し、それを見せ

思い出話は明日を生きる力

もうかれこれ20年前からの友人二人と飲んできた。 コロナ禍でなかなか会えず、実に5年ぶりの再会。 何を話したかといえば、昔のバカ話。 4時間、しゃべりっぱなし、笑いっぱなし、飲みっぱなし、食べっぱなし。 食べ飲みは途中でギブアップしたが、しゃべりっぱなし、笑いっぱなしはノンストップ。よくもまあこれだけネタが切れないな~と思うかもしれないが、毎度同じ話をして笑っているのだ。 ほんとに毎回同じ話でよくもまあ飽きないもんだと自分であきれるが、ほんとに飽きないのだ。飽きないどころ

ヌートリア・カンガルー・あらいぐまも!ジビエのおいしさに気づかせてくれた店

「今年、最初の鹿の赤ちゃんが誕生しました」 数日前、かわいい鹿の赤ちゃんの映像が流れ、おぼつかない足取りで一所懸命に立っている姿に 「頑張れ~」 なんてエールを送っていたが、 は!そういえばこないだ奈良で鹿食べたなと、赤ちゃんをみて思った。年をとると、いろんなことが大胆になってきて困る。赤ちゃんをみて食べたことを思い出すなんて・・・ 舞台は近鉄奈良駅から近いセトレならまち セトレシリーズはなかなか個性的な宿が多く、宿泊するたびに新たな発見がある。 というコンセプ

担当者はAIだった

海外から取り寄せた商品に不具合がでたため、グーグル先生に聞いてみたり、ほかの人のコメントをみて試行錯誤を繰り返したものの、まったくもってうまく動かない。 次なるは公式サイトの問い合わせ。 チャットボットと会話してみたが、まっとうな答えが得られない。 問い合わせのメールアドレスもなく、次なるはいよいよ最終手段、コールセンターで担当者としゃべるしかないと、意を決して電話をかける。最近、電話をしない生活になれちゃって、電話をかけるというのがどうもおっくうに感じるこの頃なのだ。

やっぱりひっかかる

広告って書いているのに、ひっかかる。 普段、占い系は全く信じないのにクリックしてしてしまった・・・ そもそも誕生日に「2」というのは西暦?月?日? というか、わたしの誕生日に「2」があるってこの人はわかるから広告が出てくるわけで、これぞターゲティング広告のすごさ。 いやいや、誕生日、完全にばれている。 ということで、結局1~10までみんなすごいのだ。 ちなみにクリックした結果、よくわからない占いサイトにいき、いくつか答える仕組みになっていて、何がすごいのかさっぱりわか

シュレッダーにいれるたびにあやまる

GWはどこもかしこも混んでること間違いなしなため、実家に早くからこもるか、家にこもって断捨離するかどちらかにしている。 今年は家にこもって断捨離と多肉植物ちゃんの株分けで終了。あっという間だった。 仕事柄、プリントアウトして読んだり確認することが多いため、1年に一度きっちり片づけないと大変なことになるのだ。 今朝も朝からミニシュレッダーでウィンウィン言わせながら、細切り作業。 単なる資料なら罪悪感もなく、シュレッダーできるのだが、毎年、謝りながらシュレッダーにかけるもの

箱ワインにはまったニュージーランドの日々

整理整頓に励むGW。 もらいものなのに、高級そうなものはなかなか手をつけられず、賞味期限切れなんてことをしてしまう貧乏性を直さねばともらったらすぐに使うを徹底している昨今。 なのだが、やはりどうしてもリスのようにエサを巣箱にためてしまう性格をなかなか直せず、巣箱に大事にとっておいてしまう。 GWはそれも消費せねばと巣箱をあけてみると、あああ!やってもーた。 今年初めにニュージーランド政府観光局の何かのキャンペーンでいただいたニュージーランドワイン。 箱に入れたまま大事

固形バターが食べられない

あんバターサンドなるものが流行っている。 ビスケットに、パンに、どら焼きにといろんなところであんことバターがコラボしている。これだけ人気なのだから、おいしいんだろうとは思うのだが、どうも”バターを固形のまま食べる”のができない。 バターはお菓子の中に入っていたり、パンの場合もぬって焼いて溶かした状態がいいのであって、固形を食べるのが想像つかない。 バターアレルギーでもなく、なんだったらバターしみしみのパンは大好物なのだから、きっと固形バターもいけるんだろうと推測するが、

気になるニュードトール

東京で最近気になっているのがドトール。 ドトールなんてどこにでもあるでしょ!と思うでしょ? でも、この看板のドトールは関西では見たことがない。 ドトールのパクリ?それにしても堂々とパクるなと思いつつ、写真だけとって仕事へ。 そのあと調べたところによるとこのドトール珈琲店は、スペシャリティー豆だけをつかったハイクラスのブレンドでお客様をお迎えするいつもとは一味違うドトールなのだそうだ。 ドトールといえばミルクレープ。スペシャルドトールにもミルクレープがあるのはうれしいポ