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箱ワインにはまったニュージーランドの日々

整理整頓に励むGW。

もらいものなのに、高級そうなものはなかなか手をつけられず、賞味期限切れなんてことをしてしまう貧乏性を直さねばともらったらすぐに使うを徹底している昨今。

なのだが、やはりどうしてもリスのようにエサを巣箱にためてしまう性格をなかなか直せず、巣箱に大事にとっておいてしまう。

GWはそれも消費せねばと巣箱をあけてみると、あああ!やってもーた。
今年初めにニュージーランド政府観光局の何かのキャンペーンでいただいたニュージーランドワイン。

箱に入れたまま大事にとっておいてた。

こりゃいかん。今晩はニュージーランドワインをいただくぞ!

かれこれ数十年前、ワーキングホリデーを使ってニュージーランドにいたとき。シャアハウスのみんなでパーティーをしようと友達を呼んでリビングでどんちゃん騒ぎ。

冷えたビールを浴びるように飲んでいたのだが、ふとキッチンに置いてある蛇口つきの箱が気になった。何が入っているのだ?ジュースか?と友人に聞くと

「ワインだけど?箱に入っているの見たことないの?」

というではないか。ワインは瓶しか見たことがない。しかも、箱ワインってどうもチープな気がする。じいちゃんが箱の日本酒買ってるとき

「箱は安いからたくさん飲めるんじゃ」

って言ってたし。安いってことはさほどおいしくないんじゃ?と聞くと

「箱ワインは確かに安いけど、味がまろやかでそれなりにおいしいよ」

というので、試しに飲んでみた。
確かに、白ワインってのもあるが飲みやすくて後味まろやか。

それ以来、ビールよりも安く、たっぷりアルコールが飲める箱ワインを飲みに飲みまくった。
ニュージーランドはワインのおいしさを教えてくれた国なのだ。

箱ワインばかり飲んでいたからか、ニュージーランドは白ワインしかないと思っていたがこのたびいただいたワインは赤もある。

アラン・スコット メルロマルベック2020(赤)
アラン・スコット ピノ・グリ2022(白)

の2本。
アラン・スコットって聞いたことないなと調べてみると、人の名前だった。

ニュージーランドの南島の北端に位置するマールボロの老舗ワインのブランド。そういえばこのあたりワインの名産地だった。ぶどうの収穫バイトに行ったこともあったな・・・

あの頃はアルコール入っていれば、なんでもうまい年ごろだったから、もしかしたらアラン・スコットシリーズを飲んでたかもしれないがまったくもって覚えてない。すみませぬ。

早速、初めてのニュージーランドワインの赤から。

グラスに注ぐと弾けあふれる香り。濃そうかなと感じるくらいの香りなのにひと口ふくむとさわやかな風が吹き抜けたときのような爽快感。赤だけど甘くない白のような味わい。真夏は冷やしてすっきり飲みたい、そんなワイン。

そして、白。

フルーツの華やかな香りが特徴。フルーツのうまみ甘味を力強く感じる後味なわりに爽やかさを感じる。美味しくごくごく飲めちゃうワイン。

ということで、1日1本、2日間ニュージーランドワインを堪能。

こうなってくると本場ニュージーランドに久しぶりに行きたくなってくる。
ということで、早速、クウィーンズタウンに住む友人に連絡。

「今でも箱ワインがっつり飲んでるよ。おいでよ!フィッシュ&チップスとかミートパイつまみに飲もうよ!」

フィッシュ&チップス、ミートパイ、ショートブレッド、マヌカハニー、ホーキポーキ、そして箱ワインで10kgも太ったニュージーランド。別腹が5個くらいあったあのころが懐かしい。10kg太ってもさほど気にもならなかった若さが懐かしい。

今、10kg太ったら・・・想像するだけで恐ろしい。



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