見出し画像

【現役内科医が思う】一番大変だった試験と合格する秘訣

これまで様々な受験をしてきました。
大きなものだと、中学受験に始まり、大学受験(+2回目の大学受験)、医師国家試験、専門医試験など。

どの試験が一番辛かったかというと、ダントツで専門医試験!と即答できます。
でも「なんで辛かったか?」については即答できません。
そこで、なぜ専門医試験が最も辛く大変な試験だと感じたかを考えてみたいと思います。

そもそも専門医試験とは

専門医試験を受けるためには、医学部を合わせると12年間の年月が必要です。外科と内科では制度が異なりますので、現在の内科の制度に則り記載します。12年間の内訳としては医学部6年→初期研修2年→後期研修3年→12年目で内科専門医試験に合格→13年目に〇〇内科専門医試験受験!というかんじです。長い・・

専門医試験の勉強、何が大変だったか

・受験人数が少ないので対策本などがたくさん売っていないこと
公式の過去問がある場合もありますが、当時は数年に一度出版されるのみでした。模試も無いので、自分のやっていることが合っているかどうか不安でした。

・仕事、子育てなどと同時進行であること
覚えたい内容は印刷して壁に貼り、子供のご飯を作りながら覚えました。
受験だからといって仕事も休めないので、隙間時間でしか勉強できないのも不安でした。

・まわりに勉強仲間が少ない
これまでの受験なら、学年全体での受験で友達と情報を共有しながら勉強できました。結構楽しかったです。しかし、専門医試験は孤独であることが多いのでは無いでしょうか。一人で夜中に勉強するのは辛いですよね

・プレッシャーがすごい
先輩たちが合格してきているという事実が、試験直前になるとものすごくプレッシャーでした。これ落ちたらどうなるんだろうとドキドキしました。

合格した時の嬉しさが尋常じゃない

辛く不安で大変だった分、合格した時の嬉しさはひとしおです。嬉し過ぎてたくさん食べました。

これから試験を受ける方へ、合格の秘訣

どんな試験もとにかくアウトプットが大切かなと思っています
今日インプットしたことを、架空の友達に向かって説明してみてください。できなければもう一度インプットからやってみてくださいね。
孤独に勉強するのは悲しいので、架空のお友達(自分より少し勉強が追いついていない)を作り、説明してあげましょう!
え?怖いですか?安心してください、普通の内科医です。

そして悲しいかな、このような受験人生を送るうち、私は何か試験を受けていないといられない体質になってしまいました。医学に関することではなくても良いのです。
今年は簿記3級を受けようと思っています。

一人だと続かないので、こちらに経過を報告していきたいと思います!
よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?