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北海道ツーリング9日目

 天気が回復してきたので屈斜路湖を出発。帯広へと向かう。やはり北海道はバイクがいい。
 車であれば、喉が乾けばすぐに飲み物が飲める。タバコも吸える。そして何より気候に左右されることなく旅を進めることができる。なのになぜバイクがいいのかは分からないが、バイクに乗ってみる景色はなぜか車よりも素晴らしく感じる。車でのんびりの旅もいいが、やっぱりバイクがいい。

 帯広に到着し、まず向かったのは「幸福の駅」。夏らしい日差しの中広がる緑の中にある幸福駅は、昭和62年に廃線となった国鉄広尾線の駅だ。駅名の縁起の良さから、廃線後も観光地として残っていて、レールの上にはキハ22形の気動車とモーターカーが1両づつ保存・展示されている。駅舎内には壁や天井一面に切符のレプリカが貼られ、2つ手前の「愛国」駅、つまり愛の国から幸福までの乗車券が乗車券が縁起が良いとされ、恋人たちの聖地になっている。
 そんな幸福駅で恋人のいない工場長は、恋人ができますようにと鐘を鳴らしたとか…

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 帯広といえば豚丼。ということで、名物の豚丼が美味しいと評判のお店「ぶたいち」に立ち寄る。

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 なぜ帯広が豚丼の郷土料理となったのか。元々養豚業が盛んだった帯広で、厚切りの豚肉を炭火焼きし、うなぎの蒲焼のたれを使って丼を作ったのが豚丼の発祥だそう。うなぎが手に入らない時代に豚肉を使ったスタミナ料理を提供したいという食堂の思いからできた料理なのだ。
 「ぶたいち」の豚丼も、厚切りなのに柔らかい豚肉に、甘辛いタレがかかった絶品だった。次回も帯広に来ることがあればぜひ寄りたい店だ。

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 北海道といえばジンギスカンということで、帯広駅からほど近い「平和園」へ。
 ジンギスカン鍋で焼くのかと思いきや、焼肉屋さんと同じようにラムを焼いて食す。ラム肉は好みが分かれるお肉だが、よくいう「臭み」は全くなく、新鮮で美味しいお肉を提供してくれるお店だ。
 久しぶりの夏の日差しに、大した距離を走ったわけでもないのに程よい疲れ。冷たいビールで乾杯をし帯広の夜は更けてゆくのです。

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