人前でパフォーマンスをするということ
ドラムセットを購入してからちょうど1年が経とうとしていた2020年2月のとある金曜日、私が参加している Bruised and Broken Band のLIVE(Scout ripleyと共同開催)がシカゴで開催されました。
ローカルグループコネクションでLIVE実現
このLIVEが実現した経緯は、私が所属しているChicago Red Starsのサポーターズグループ、Chicago Local 134 が去年の夏に私たちに話をもちかけてきたのがきっかけでした。
全てのオーガナイズをすべて Chicago Local のメンバーに関わるみなさんがやってくれたので、私たちはパフォーマンスだけに集中することができました。ライブ前に一番の問題にしてたは、PA(音響)担当できる人がバンドメンバーに誰もいないことでした。
ですが、そんな問題もシカゴサッカーファンの彼が解決してくれました。
シカゴがすごいなって感じるのは、会う人の6割は何かしら楽器を演奏していたり、mixier操れたり、音作りしている人なんですよね。たまたま私が会う人がそういう人ばかりなのかもしれないんですが(笑)、今までの人生でこんなに音楽が身近にある人たちに会ったことないっていうくらい遭遇します。
これも自分がドラムを初めてバンドに入ったからっていうことが影響しているとは思うんですが、それにしてもそんなにギターとかドラムとかやってる人今までこんなに短期間で会ったことありませんよ!っていうくらいな勢いなのは確かです。
今回用意してくださった箱もパーフェクトなサイズで、70人くらいの収用が限界の小さいシアター。チケットは1月に発売されて、数時間で即完売。
バンドの活動などはSNSでの発信をたまにしていたくらいなので、チケット完売にはさすがに驚きましたが、、、友達を招待する枠もなく、ギリギリチームメイト3人を無理やり入れてもらったという感じで。笑
会場はめっちゃよい雰囲気でした。
試合前のような緊張感とサッカーに共通すること
私たちのパフォーマンスの前に、Scout Ripley というサポーターズクラブのメンバーでもある人のパフォーマンスあり、私たちとは全く違ったスタイル&種類の音楽で、とてもprettyでbeatiful なサウンドでした。
彼女たちの音はSpotify でも聴けるので、是非聞いてみてください。
そして、いよいよ待ちに待った私たちのパフォーマンスが始まったのが、私のベットタイムの9:45pm・・・。
若干眠気との戦いも少しだけありましたが(笑)、パフォーマンス前の待っている時間はサッカーの試合の日に似たような感覚で、緊張感がありつつ、楽しみな気持ちもありつつ、こんな感情を体感できる日が、サッカーの試合以外に訪れるなんて、本当にまるで夢の中にいるような感覚でした。
演奏の出だしはメンバー全員に少し緊張があって、私のドラムもかなりラフなビートを刻んでしまいましたが、バンドメンバーでしっかりとカバーしあって、みんなで緊張感を乗り越えてからは、半分以上は適度にリラックスした状態で演奏することができたのかなと感じで。
LIVEの様子はこちらでご覧になれますので、是非。
(1分40秒あたりから、ステージ入場します)
(よかったらチャンネル登録もよろしくお願いします!)
同じリズムを刻み続けるって自分が思ってるほど簡単ではなくて、特にビートが速くなったり裏拍でいれたりするときに、ギターのサウンドにつられて自分のタイミングを失ったり、叩いているうちにどんどん速くなりすぎてしまったりと、まだまだ課題は山積みなのが浮き彫りになったステージでした。
ミスをミスでなくさせるようにする技術とか、間違ったビートを刻んだときの瞬時の修正力とか、そもそもミスらないのが一番なんですけど、そのあたりの対応力も必要だなって思いました。
でもやっぱり技術力だけではない「パフォーマンス力」っていうのがLIVEでは特に必要で、空間の演出力、観客との距離感や一体感、曲と曲との間の取り方など、LIVEでしか味わえないもの、作れないものがあるので、ここの総合力を磨くにはLIVEという場数を踏むのみだなというのも感じました。
SMAPのLIVEステージをかなりDVDで観ていたので、このような視点で考えられるようになったのは本当にSMAPのおかげです。規模は全然違いますが(笑)
これはサッカーにも共通する考え方だと思うし(以前にもどこかの記事で書いた記憶があるんですがどこに書いたか忘れました)、同じ空間にいる人がプレーに計り知れない影響を及ぼすことを実感しているので、ファンのみなさんには、自分たちのパフォーマンスを最大限引き出せるようなファンのあり方であったりを求めたいですし。
その上でのファンとの関わり方というのはいかなるLIVEステージにも重要なポイントだと思っています。
人前でパフォーマンスするということは、プロフェッショナルな振る舞いが求められるし、そういう意識が必要なのはどの分野も変わりないということを改めて考えさせられたし、もっと質の高いものを提供できるように練習も必要だし、LIVEという場を通してみんなと一緒に成長していくバンドでありたいなと思ってます。
音楽、サッカーを通して実現したいこと
そんな特別な夜を過ごしたあとに考えたのは、特別な人と、友達と、仲間と、新しく出会った人たちと、同じ経験を同じ時間に同じ空間で共有するって、これからの未来においてもっと大切になってくると思うし、そういったコミュニティを作り上げられる機会の提供をしていきたいなということ。
自分たちが何よりもパフォーマンスをすることに喜びと楽しさを感じているので、単純にそういった感情を多くの人とシェアしたいという気持ちが今は強いかな。
自分たちの音楽を聞いて欲しい!っていうよりは、同じ空間を共有したい!っていう想いの方が強いです。なので、小さい箱(70〜100人規模)でのLIVEをもっとこれから開催していきたいと思います。
音楽とサッカーはやはりひっつき虫のようにひっついて回ってくるので、そのあたりもコラボしてね。
P.S
次なる目標は、$1,800 するこの電子ドラムを購入すること。
趣味にどれだけ投資してるんだ!って感じですけど、パブリックでLIVEもやってしまってもはやお金発生しちゃったんで趣味とは言えませんが(私たちは一銭も受け取らず、売り上げは全てNWSLの選手協会に寄付しました)。。。
レコーディングをしたいのが一番の理由なんですが(MINIパッドでも音は作れるんですが、リアルに叩いてレコードしたいというこだわりがあるw)、やっぱり電子ドラム試してみたいじゃないですか!(その前にもっと腕を磨けって話ですよね、はい、わかっております。頑張ります。。。)
これは、憧れのSHINYAさんが使用しているローランドシリーズの電子ドラムで、一度お店で叩いてみたのですが感触とサウンドのバランスがとても心地良くて、電子ドラムっていう感じがあんまりしなかったので気に入りました。
あとですね。去年から描き始めていた絵を、気軽な感じで売れたらいいなーくらいの気持ちで、先日のLIVEで写真の下の2つを売りにだしたところ、なんと2つとも売れました(購入してくださった方達には本当に感謝です・・・涙)。
このバニーをバンドのロゴのマスコットにするために描き続けてきたのですが、売れるとはまさか思っておりませんでした。バンドメンバーはずっと反対していてなかなか受け入れてくれないんです・・・しかし、私はしつこく描き続けていきます(笑)
上の写真の3つは、最近描き上げた作品です。
デザイン思考で何かをするのが苦手なことに気づいてからは、アート思考で物事を進めるようになり、だいぶ生きやすくなりました。
自分にあった生き方を見つけられるようなサポートもしていきたいですね。
みんなが協力しあって生きていける社会へ。愛と共感力で、豊かな世界を創っていきたい。サッカーが私にもたらしてくれた恩恵を、今度は世界に還元していきたいです。