ニワトリを育てていた話

心に残る私の記憶

私が生まれた頃、家ではニワトリを飼っていた。
小屋に10羽ほど。みんな卵を産んでくれる。
卵はもちろん自分たちで食べる用。
餌は畑で取れた野菜の葉っぱを与えていた。

いつもニワトリ小屋に入ると鳥達に囲まれ、一時カオスに。
クチバシでつつかれ痛いと言いながら、卵を手でとる。割れないようにそっとバケツに入れて家に持って帰った、私のいつものルーティーン。
あの時から私の周りには、生き物が沢山いた。

時々山から獣が降りてきて小屋に侵入し、ニワトリを攫っていくこともあった。
ニワトリが一羽いなくなった時の記憶は覚えている。
幼いながらに私はタヌキを憎いと思った。。。壮絶


何かを自分で育てて、食し、命の流れを感じる、これは今私が忘れていた生き方の形の一つ。当たり前にお肉や魚を食べ、お腹が一杯になるから残した食事の先に命への感謝の気持ちはあったのだろうか。
安くて早くて便利を求め、モノがあふすぎた今の暮らしの先に何が待っているのだろう。

季節のものを食べることも、ほうれん草の旬がいつなのか忘れてしまっていた私が思うこと。

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