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大きな愛に埋もれないよう

今朝起きたら私はとても不思議な気持ちだった。

なぜなら、不思議な夢を見たからだ。
それは水の中で私と知らない人5、6人でイカダを押す夢。


現実なのか夢なのか分からないくらいゆらゆらした気持ちになっていたが、もしかしたら、来年は人と協力することが増える一年になるのかもしれないと、ふと思う。


協力することが、大勢の人と何かをすることが苦手だった私。なんだか、そんな私が脱皮しようとしてると思うと、とても優しい気持ちになった。

今までは誰かの考えや、行動に対してnoと言えず、「私はどうしたい?」がなかった。ただ闇雲に誰かの意見に従って生きていたけれど、この一年でだいぶブロックが外れた。


それは、初めましての人にたくさん会うことができたからだ。旅に出て、ひたすら初めましての人に出会い、ただいまと言える場所もでき、「あなたの気持ち」を感じることができた。


つなげてくれた人、私の一歩を押してくれた方々に感謝をしたい。その方々は私をそっと見守ってくれている存在。これをやりなさいというわけでもなく。
けれど私にとってはそれが心地よく、安心感があった。


きっとその方達は、個というものがあるから、誰かを見守ることができ、誰かの恩人になることができるのかもしれない。

わたしにはまだ遠いけれど、いつかあんな風に(あんな風にとは、わたしにしか分からないかも)なるんだ。


あなたの気持ちに触れることができたこの一年は、「あなた」だけではなく、「目の前のもの」の存在に触れることもできた。どんな野菜なのか、誰が作っているのか、どんな人が住んでいる場所なのかなど。

それは今までになかった感覚。

そして、あなたの気持ちを知るには、私の気持ちを知ってる必要がある。
さらに、私の気持ちを知るとは、何を食べたら喜ぶのか、何をしたら悲しいのか、イライラするのかを理解することだ。


自分のことを大切にできるから、いずれ人を大切にすることができる。


死んだおじいちゃんが、人にされて嫌なことはやっちゃいかんと言っていたがまさにそうだ。


自分が痛みを知っているから、相手の痛みが分かる。
けれどその感覚とは、依存するとは違う。

私たちは誰かに、ものに、依存するのではない。
これからは、誰かや、ものと、共存する時代と言われている。


ふちなるもの、境界線が見えなくなりそうな未来になるからこそ、私たちは曖昧な感情や、自分自身の意志を見直す必要があるのかもしれない。

心の違和感を見直す。

そんな一年だったのかもしれない。

そして、今年は多くの人に会い、多くの価値観を学び、自然の中に飛び込んだ一年だった。


一番の気づき。それは、私は、どこに行っても大きな愛に助けられていることだ。


いつも離れることなく側で支えてくれる大きな存在。
たくさんの愛というものに。


何故か色々な人に会うと、頑張ってと応援されたり、バイトを頼まれたり、お布施をいただいたりする。


それはとても、とてもありがたいこと。
けれど、私はいただいたもの全てを返そうとは思わない。


巡り巡って、違う形でその人に返したい。
今は、まだ、どんな形で帰っていくのか分からないけれど。

あと5年したら私が今まで寄った場所は、一つにに繋がっている気がした。なぜ5年なのかはわからない。けど、そうなる気がする。


誰かと誰か、誰かと何か、がつながるのはもちろんだけど。いつの日か私が今まで出会った人同士、出会った野菜同士が繋がって、美味しい料理や、そこでミラクルが起こったら私はとても嬉しい。

最近の愛読書、アルケミストを開いたら「前兆に応えなければならない(本文より)」の一文が目に入った。

毎日何かしらの出来事や、体の不調の前触れがあり、良くも悪くも私たちは見過ごしていることがある。

車を運転してると変な音がする、最近食欲がなくなった、憂鬱な気分が続くなど。


そんな前兆に気づくには?応えるためには?受け入れるためには、起こる前触れに気づく必要がある。


愛を与える相手、それは一番初めに自分だ。
小さな前兆、違和感に気づき自分を労る。
そうすることできっと、周りにも、環境にも優しい何かが溢れてくるのではないだろうか。


言葉の一部分だけが一人歩きしてしまい、ほんとうの「声」がかき消されないように。


来年の目標は、宇宙の大きな図書館とつながる術を身につけること、さまざまなパートナーシップを学ぶことになりそうだ。


夢で見たイカダ。周りにいた人はみんな笑顔だった。
私は、自然と、一緒にいると心が安らぐ、癒しの感覚を共有したいのかもしれない。


心、それは見えているようで見えない、繊細であったかいものだ。

ひとつひとつ大切にしたい。


来年も、全ての人に愛ある一年になるよう祈っている。

そんなことを思った。

あったかい布団の中で、
テルーの唄を聴きながら。

Yukina

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