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コンプライのすすめ

私はイヤフォンにはこだわりがあり、所謂「カナル型イヤフォン」を愛用しています。カナル型イヤフォンでは外耳道に合わせてイヤーピースを交換しますが、私は長らくコンプライのイヤーピースを愛用しています。

コンプライのイヤーピースは低反発のポリウレタンフォームで出来ており、市販のイヤフォンに付属しているシリコンゴム製のものと比べると、耳へピッタリとフィットするため遮音性が高いです。

遮音性が高いということは、再生音量をそこまで上げずとも、よく聞こえるということになります。これにより、長時間使用した際の耳への負担が少なくなります。音量を上げずに聴けるので、聴力への影響も出にくいでしょう。

音量を上げなくてもいいということは、副次的に「音漏れしにくい」ということに繋がります。電車など公共交通機関では音漏れがトラブルに繋がることもありますので、その音漏れがしにくいというのは、大きなメリットのひとつだと思います。

その他にも、シリコンゴム製のイヤーピースだと、汗で耳がかぶれてしまったり、耳から外れやすくなってしまったりといったことがあります。コンプライのイヤーピースは吸水速乾性に優れているため、かぶれ等のリスクも下がります。

ここまでメリットばかりを書いて来ましたが、デメリットも存在しています。まず第一に「価格」です。イヤーピース1ペアで1,000円程度してしまいます。3ペアセットのものだと若干割安にはなりますが、そこそこの価格はしてしまいます。

また、ウレタンフォームのイヤーピースは、シリコンゴム製のものに比べて、耐久性で劣る――つまり寿命が短いということになります。使用頻度にもよりますが、ウレタンフォーム製のものは、3ヶ月が交換目安となっています。

以上の2点のデメリットは、イヤフォンに対してどの程度の額を投資できるのかということに繋がってくると思います。5,000円以下のものであれば、正直、イヤフォンそのものを買い替えてしまった方がコスパは良いのではないかと思います。

最後のデメリット(?)ですが、当たり前のことなのですが、コンプライの対応製品以外では使えないという点にあります。愛用しているイヤフォンの1つに、小岩井ことりさんプロデュースの完全ワイヤレスイヤフォン「KPro01」があるのですが、こちらはコンプライのイヤーピースは非対応。しかし、どうしてもコンプライのイヤーチップを使いたかったため、イヤーピースを取り付ける軸の部分の径を実測して、これが使えそうなコンプライのイヤーピースを無理やり使用しています。

写真はKPro01に400シリーズのイヤーピースを取り付けたところです。これはあくまでもこれは自己責任の使用法です。でも、こうしてまでも使いたくなるくらい、コンプライのイヤーピースがお気に入りなのです。

今日はコンプライのイヤーピースについて書きました。数万円するような高級イヤフォンを使用している方なら、コンプライのイヤーピースは試す価値があると思いますので、是非とも試してみてください。


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