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インターセックスアジア フォーラム2022&研修プログラムに参加して

2022年10月23日から、27日にかけて、「インターセックスアジア フォーラム2022」(10月25日~26日)、「研修プログラム」(そのほかの日)が、タイのバンコクで開かれ、参加して参りましたので、復命いたします(別に復命書である必要はなくて、報告で良いのですが、なんとなく。)

研修は全て英語・・・

はい、アジア諸国(9カ国から、21人の人が集まりました)での国際会議ですので、公用語は英語になります。
リスニングはかろうじて、なのですが、スピーキングの能力が、最近全く使っていなかったので、相当落ちているのがわかりました。リーディング、ライティングはなんとかなるのですが。
一つは耳が実は悪いので、英語のリスニング聞き取りにくいというのはあったりしますが、言い訳ですよね。
もし、また別の機会で参加させていただくことがあれば、それまでには英語力を鍛えておきたいと思います。

研修プログラム

研修プログラムとして、まずは自己紹介から。いろんなバックグラウンドをお持ちの方が来られていました。
多くは、それぞれの国で、なんらかのインターセックスの団体を作っていらっしゃる方が参加されていましたので、これから日本でも作る予定(今のところ、インターセックスの友人とピアサポート等のグループを作成予定です。詳細また書きますね。)の私としては非常に参考になりました。

あとは、インターセックスの団体で、如何にリーダーシップを発揮するか、リーダーに求められる条件とは何かについて話し合ったり、リーダーシップを発揮するにあたり、困難に直面するケースもありますが、その場合どのように乗り切れば良いかなどの研修がありました。

あとは、各国各参加者(9カ国21名)の関係性作りもいろいろと行われました。

毎朝、ボランティアの人3名を募り、簡単なアクションについて実施したり(軽い運動みたいなもの)、ひとことお話しする内容を決めたりしていて、それらに参加していました。

また、インターセックスの未来について話し合ったり、自身のケアや、またインターセックスコミュニティのケアの話もしました。

インターセックスについてのほか、たとえばSWOT分析など、問題解決やインターセックス団体がどう進むべきなのか、などについての研修もありました。

インターセックスアジア フォーラム2022 1日目

10月25日、インターセックスアジア フォーラムが開かれました。1日目です。この日は、インターセックスアジア代表による、アジアのインターセックスについての歴史や流れの紹介、そして、各国(9カ国)の法律的な部分での紹介タイムもありました。

そして、2018年に制定された、「アジア・インターセックス・ムーブメントによる公式声明」(Public Statement by the Asian Intersex Movement)について、感想を話し合ったり、また改善点や付け加えた方が良いことなどについて話し合いました。

インターセックスアジア フォーラム2022 2日目

2日目については、引き続き、「アジア・インターセックス・ムーブメントによる公式声明」(Public Statement by the Asian Intersex Movement)について話し合いをして、対外的に示すにはどうしたらいいか、などについて話し合いをしました。

その後、その日(10月26日)は、「Intersex Awareness Day」でしたので、祝福のメッセージをそれぞれの母国語(なので、私の場合は日本語)で言って、それを録画するというイベントがありました。「I am Intersex. I am proud of Intersex.」を母国語(日本語)でということでしたので、「私はインターセックスです。私はインターセックスに誇りを持っています。」と録画してきました。

その後は、インターセックスアジアの代表の人に頼んで、日本の「IS」(英語とかに翻訳されて、海外でも非常に有名とのこと。ドラマも海外で放送されていたと言うことだそうです。)の同じ作者である、六花チヨ先生の、新刊である「ジェンダー・コード」(こちらも同じくインターセックスを扱ったコミック)を紹介してもらいました。

その後は、フォーラムらしく、タイの著名な各種機関の方をお招きしての、ディスカッション。タイ語の部分もあるので、同時通訳もありました。タイの方は結構先進的な部分が多いなと言うのが率直な感想でした。また、各機関のかたも、インターセックスムーブメントについて、よく考えられているなと率直に感じました。日本はその点、まだまだという感じです。

最後のイベント

最終日はまた研修があり、困難に立ち向かうにはどうしたらいいか、時には回り道も必要な旨の研修がありました。
そして、最後のお別れイベント。インターセックスのフラッグカラーである、紫と黄色の毛糸を使い、お礼や感謝の言葉や、良かった点などを他人に伝え、毛糸を渡していきます。毛糸の根元を持ったまま。そして、大きな毛糸の輪というか、線が出来た段階で、皆で「Intersex Pride!」と大きな声で毛糸を手放し、お別れ&卒業イベントとなりました。そして、毛糸(紫と黄色とをミックスして)を一定の長さで切って、皆で手首に巻きました。
あとは、皆で記念写真を撮ったり、お別れをしたり。

感想

今回、インターセックスアジア フォーラム2022&研修プログラム@タイ・バンコク、に参加させていただいて、非常に勉強になりましたし、アジア各国のインターセックスの方、またインターセックス団体との繋がりも作ることが出来ましたし、最後のお別れの時は涙していたほど、英語には苦しみましたが、でも非常に有意義で、楽しいイベントでした。

今後、インターセックスに関する団体立ち上げを友人と予定しているのですが、そこに今回得た知識や知見をできるだけ反映させていきたいと思います。
また、今回、丁度途中で(LINEで相談しながら)その団体名や、WEBアドレスが決まったので、一足お先に、公表しました。
こちらでの公表は、もう少ししたらさせて頂きますね。

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