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採用代行の話

在宅ワークで採用代行の仕事をしています。リクナビやマイナビといった転職・就職サイトはご存知だと思いますが、何百という企業の中から検索の1ページ目に載るのは追加で結構なお金がかかるそうです。ましてや、せっかく入った社員さんがすぐ辞めてしまっては大損失。だから、エージェントと呼ばれる仲介者さんに手数料を何十万かけてでもお願いするんです。

そして最近ではRPO採用(採用アウトソーシング)と呼ばれる採用計画から面接に至るまでを代行する企業が増えているそうです。私はその採用代行会社のアルバイトとして、沢山の求職者リストの中から「あなたの○○がいいですね。」「××が当社に合いそうです。」とスカウトオファーを送り、反応を返してくれた方を面接へ繋げる役をしています。最初の面談担当も代行で、その後やっと実際の企業役員さんが出てきます。これは求職者、企業お互いにメリットがあります。

数あるプロフィールを毎日見ていると、やっぱりありきたりな文は流し読みになってしまいます。ですが、必ず読みますし、読み手を思って丁寧に書いているとか、自己アピールを頑張っているとか、時間をかけてないとか色々分かります。まず、大前提として顔が良く分かる写真をまっすぐUPしてあり、誤字脱字なく、きちんと欄を埋めている。これができている方が私の見た感じだと3~4割です。たかが紙切れ一枚ですが、気持ちを込める(ようにみせる)だけで全然違います。また、代行をやって思うのは、仕事も求職者もたくさんあるけど、お互いに探していない(探せない)のでマッチングできない点です。やりもしないで「ない」「できない」と先入観があり行動が広がってない所が度々みられます。第三者の声で意外な視点が見つかることは日常でもありますよね。

他には、音楽が好きだから音楽業界などと、自己分析が甘くて視野が狭いことも要因にあると思います。例えば、音楽を聴いて元気になる人を増やしたかったら、イベント会社、営業、事務、運送業など、色々な所で音楽を取り入れたり勧めたりできるかもしれません。仕事時間がカチッと決まっていて、プライベートで音楽の時間をつくるのも方法の一つになるでしょうか。

また、音楽を一人で聞きたいのか皆で聞きたいのか、歌詞、リズム、雰囲気…など好きを分けてみるのもいいと思います。私は野球をしていましたが、考えて試すのが好きなので、指導者とか個人事業主は向いていると思い込んでいます。部活のルールでも納得いかなかったら自分なりにアレンジしたり、従わなかったりしてたので、合う先生と合わない先生の差が激しかったです。(当時の先生ごめんなさい)就職の最初は検索や紹介とお互いの文章や写真なので、そのスキルや運や情報はこれからさらに需要が高まるだろうと感じています。(なんだかんだ人柄で人生何とかなるけど)

それで、この採用代行会社を先日クビになりました。仕事の報告などはチャットでやりとりするんですが、文字だけのやりとりって難しいです。特にマイナスなことを伝えると角が立ちますし、返信の時間差もストレスですし…。指摘が飛び交ったり、自分が指摘されると、ついつい自分も攻撃的な表現になってしまったり、あの人は○○だから言われても仕方ない なんて勝手に理由をつけて平気で相手を非難してしまう。わかっているつもりだけど止められない…。そんなこんなで、まともなことを言ってる(これもこちらの言い分)側が何名か契約終了になりました。売り上げなど他の要因が一番とは聞いていますが、どこかでほっとしている自分がいます。成果が求められて、評価が上がってさらに仕事を任されて、社員に改善を提案して、その分成果で示し続けて…。組織で働くことの大変さ、組織を簡単には変えられない子どもの大変さについて考える出来事でした。

早速、解雇仲間から新規ビジネスのお誘いがあって、社会は怖いなぁって思います。

自分に合う靴を探すためには自分の足を分かってないといけませんが、シューフィッターに本当の自分の足の特徴を聞いても、振り回されたくないし、実際歩く自分の感覚も大事にしたいし…意外と靴によって歩き方を変えられるのも私たちの良さですから「これだ」という今の自分が納得いく気持ちを大切にして、選択していくしかないですかねぇ。

ご覧頂きありがとうございました。

※関係者に悪影響が出ないように公開日をズラさせて頂きました。

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