プレゼンが失敗した後起こったこと

ずいぶん時間が経ってしまいました。
リアルタイムに記事を書くことを躊躇っていたら、一年も書かず仕舞いになりずっとモヤモヤしていました。

色々あって、関係する方々に迷惑にならないようにしながら、振り返っていきたいと思います。


2020年6月に、コロナ対策が少し落ち着いて平常運転になりつつある中で行われた私のプレゼン
それに加えて教育委員会からの「新潟市フリースクール等連携協議会」構想のプレゼンを終えて、
理念と最初の出発点は共有できました。

行政側の意図は(私の受け取った限りでは)
①文科省の通知もあるので、これから民間と連携していきたい
②民間(フリースクール)と学校の連携を図ってフリースクールに通う子も学校が把握できるようにしたい
③これらを民間主導で行うことで、行政の手の届かない所を補いたい

といった感じです。


大体の全国自治体の行政は①で終わり、
「とりあえず連携してます」と組織を作って終わりになりがちな所を

新潟市はちゃんと②の連携をとる姿勢があり、
フリースクールを回って協力を依頼し

さらに、(私の案の影響があるのかどうかは?ですが)
民間主導で組織を作って行政を引っ張って欲しい
という案でした。

当時の教育委員会の担当者が熱心に官民連携に動いてくれたそうです。
(民間を尊重してもらったことで後々遠回りをすることになりますが…)


因みに、文科省の通知を抜粋して載せておきます。
――――――――――――――――
1 不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え方
(1)支援の視点
不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。・・・

(2)学校教育の意義・役割
・・・また,児童生徒の才能や能力に応じて,それぞれの可能性を伸ばせるよう,本人の希望を尊重した上で,場合によっては,教育支援センターや不登校特例校,ICTを活用した学習支援,フリースクール,中学校夜間学級(以下,「夜間中学」という。)での受入れなど,様々な関係機関等を活用し社会的自立への支援を行うこと。
その際,フリースクールなどの民間施設やNPO等と積極的に連携し,相互に協力・補完することの意義は大きいこと。

             文科省令和元年通知より【https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm】

――――――――――――――――――

すでに動いていた地域もありますが、ここにきて全国一斉に
学校側が全てを抱え込まず、社会と連携して不登校支援にあたるようにシフトされたことが背景にあります。


さて、プレゼンの続きに戻りますと
行政側は
「新潟市フリースクール連携協議会」発足のために会議を重ねたい。

一方で、
既存の業務に加えてコロナ対策などもあり、定期的に会議を行うくらいしか準備ができない。
(スピードが上がらない)

ということで、
民間のフリースクール側が
「こちらで事前に必要事項を話し合って会議に臨みます。」

となりました。
音頭をとって下さった方有難うございます。
(私はプレゼンしたものの、現時点で団体の代表者でもなければ
 正規職員でもありませんので、先頭に立つのは微妙でした。)


このような形で11月の正式発足まで、
毎月、行政の会議に加えて、民間でも会議を重ねて
色々なことを決めたり、課題を確認したりしてきました。

以下は実際の市HPです。
https://www.city.niigata.lg.jp/smph/kosodate/gakko/gakko_keikaku/gakko20201201free.html

続きは次回にします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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