【週末詩集】フローズン・ナイト
今週の詩を3作。
春の気配が、憂鬱を加速させる。
春は待ち遠しくとも、季節の境目で苦しむ今日。
苦手な季節がやってくる。いっそ凍れと願いながら、口では桜の開花を待ち望むふりをする。
気持ちが悪い。
本音を踏み締めて、雪の鳴く音が、さらに耳障り。
不機嫌極まりない日々を自嘲して、詩をこしらえている。
[目次]
「書斎の春」
「病床の朝」
「フローズン・ナイト」
ここから先は
786字
¥ 250
私の作品を気に入って頂けましたら、今後の創作活動をつづけていくためにサポートして頂けると嬉しいです。