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87. レギュラーシーズン終了、そしてプレイオフへ

皆さんこんにちは!三浦優希です。今回のnoteでは、簡単にシーズンの振り返りをしつつ、一年間で最も楽しい瞬間である「プレイオフ」についてお話したいと思います。

レギュラーシーズンの結果

私が所属するレイクスペリアステート大学は、2020年2月末をもって、所属リーグの全日程を終えました。今シーズンのレギュラーシーズンの結果はこんな感じ。

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(WCHA公式サイトより http://www.wcha.com/men/standings/index.php)

僕らLSSUは、リーグ戦28試合を終えて11勝13敗4引き分けという戦績で、リーグ7位でレギュラーシーズンを終えました。

プレイオフに進出できるのは?

僕らの所属リーグであるWCHA (Western Collegiate Hockey Association)は10チームあるのですが、プレイオフに進出できるのは上位8チームまでになります。今回、僕らLSSUは7位でフィニッシュしたため、なんとかプレイオフ進出権をつかむことが出来ました。(それでも8位のチームとは勝ち点差は20ポイントありましたが)

「そもそもプレイオフとはなんぞや」という方に簡単に説明をしておくと、リーグの優勝チームを決めるトーナメント大会になります。とっても簡単な言い方をすれば、レギュラーシーズンが予選、プレイオフが本選といった感じでしょうか。どのように対戦相手が決まるかというと、

1位 VS 8位
2位 VS 7位
3位 VS 6位
4位 VS 5位

となります。要するにレギュラーシーズンで良い成績を残せたチームは、1回戦目では下位のチームと戦うことが出来るという仕組みになります。そして、上位4チームがホームアドバンテージ(ホームリンクで試合をする権利)を獲得することが出来ます。

そして、このプレイオフは各シリーズそれぞれ3戦中先に2勝したチームが次のシリーズにコマを進めることが出来ます。2連勝したらその時点でベスト4、もし1勝1敗となったら1戦目で決着がつくということです。ただし、最終戦となる決勝戦のみ、1試合のみの単発勝負で優勝チームが決まります。そして、プレイオフ優勝チームは自動的にNational Tournament(全国大会)への切符を手にします。

今回僕らは7位でシーズンを終えたので、プレイオフ1回戦目の対戦相手は、2位のベミジステート大学に決定しました。

僕個人の現時点での成績

僕は、現在、WCHA以外の試合も含めた38試合すべてに出場することが出来ています。「全試合出場」というのは、今シーズンの目標だったのでまずはそれを達成できたことはとても嬉しいです。試合メンバーに入ることに苦労した昨年は23試合しか出れなかったので、それを思うとすべての試合に出れたことは自分の成長を感じられる点となりました。大きな怪我もありませんでした。(体中痛めてたけど。笑)

次に個人スタッツについて。僕は38試合出場2ゴール12アシストの計14ポイントでレギュラーシーズンを終えました。目標であった20ポイントまでは届かずでした。チームでは7番目のポイント数でした。(トップは32ポイント)ポイントについては、普段から言っている通りゴールを決めていないということが最大の課題です。

振り返ると、「確実に決めることが出来たはずのシーン」というのが少なくとも10回近くあった中で、それを外しまくるという、ある意味偉業を成し遂げることが出来ました。(泣きたい)

上に行くためにも、チームの勝利に貢献するためにも、フォワードである以上は「ゴール」は必ず求められます。これは改善しなけれないけない点です。昨年の2ゴールと結果は変わらずでした。(冷静に、38試合出て2ゴールだけはやばいなっ。)

良かった点としては、12アシストできたことです。昨年0アシストだったことを考えると、得点に絡むプレイというものがかなり増えたと思います。素晴らしいラインメイトに恵まれたこともありましたが、その座は自分で掴みとったもの。しっかりと結果を残すことが出来て良かったと思っています。

とは言っても、まっっっっったくこのポイント数には満足していません。もっと稼ぐことが絶対にできたシーズンでした。開幕戦ゴール含めシーズン開始時に良いスタートを切れた私でしたが、シーズン中盤から後半にかけて失速。ポイントペースも少しずつ落ちていきました。これも、自分が克服しなければいけない課題。シーズンを通してコンスタントに結果を残せる選手になること。

課題がはっきりしてるのはありがたいことです。

他に挙げる点があるとすれば、守備面での成長です。今シーズンは、いままでのキャリアで一度も任されることのなかったペナルティキリングのプレイヤー(4対5の時に出る選手)として、一番手ですべての試合で使われました。自らの強みを生かしたスケーティングや、ポジショニングなどを評価されてのことでした。チーム内で、自分の誇れる武器を見つけることが出来て良かったです。

それに関連して言えば、シーズンを通して、フォワード選手のWCHA内ブロックショット数でリーグ一位を獲得することが出来ました。これには自分も驚きました。派手なことではないけど、泥臭く体を張ってチームを救うという自分にあったプレイが出来て良かったです。

あと、今年はレギュラーシーズンを通して反則を一度もしませんでした。相手に挑発をされたり悪質なプレイをされることもありましたが、そこでもしっかり冷静な判断をし続けることが出来たことで、無駄なペナルティを犯すことがありませんでした。

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プレイオフに向けて

さて、振り返りはここらへんで終わり。

いよいよ、プレイオフが始まります。このプレイオフというものは特殊なもので、「普段の試合とは全くの別物なんじゃないか」と思うほどに緊張感や熱気をはじめ、選手やコーチ、そしてファンの方々の勝利に対する執念というものが強く現れます。なぜなら、これからが「本物の戦い」であり、「負けたら即シーズン終了」という状況だからです。

僕は、このプレイオフという瞬間が最高に大好きです。一年をかけてつかみ取らなければ立てない舞台であり、多くの人が注目するこの瞬間。なにより、1プレイ1プレイの緊張感や試合中の張り詰めた空気など、本当にすべてが楽しいです。今回の対戦校となるベミジとは、今年すでに4回戦っており、3敗1分けと負け越しています。今シーズンの彼らはかなり調子もよく、素早い攻撃からの得点やパワープレイ(5対4)での得点率もかなり高いです。

この一週間、チームでは対ベミジ対策として多くのミーティングや練習を重ねてきました。相手の強みや弱みをスカウティングし、試合に向けた準備を進めています。

個人的には、ベミジは初ゴールを決めた対戦相手であることや、過去の対戦で良いプレイが多くできていることから、相性は決して悪くないのではないかと思います。(そういったものが存在すればの話ですが)

いよいよ明日、ベミジ大のあるミネソタ州に移動します。普段はバスで半日かけて移動するのですが、今回はプレイオフということで(?)、学校のすぐ隣の小さな飛行場からチャーター便で移動だそうです。「そんなお金がうちにあるのか!?」と少し不安になりますが、選手のために最高の環境を用意してくれた学校側に心から感謝です。

僕はもっともっと、このチームでプレイがしたいです。本当にこのチームが大好きです。少しでも長く、今のメンバーと試合を続けられるように、全力を尽くします。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

三浦優希

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さあ、やるぞ!

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